新NISAで人気の投資先ランキングを「地域別」に発表!

なんとなく知っている「新NISA」だが…

2024年1月からスタートした新NISA。年間360万円、生涯最大1,800万円まで投資した分が無期限で非課税になるなど、これまでよりも制度が大きく拡充されました。開始からもうすぐ約1年となり、株式会社400F(フォーハンドレッド・エフ)が調査を行ったところ、その認知率は9割を超えていることが明らかになりました。

このように、新NISAは多くの人に知られている一方で、「周りが始めているから興味はあるものの、どの株に投資をしてよいかわからない」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか? 実際、4人に1人は「(名前は知っているものの、)内容を把握していない」という結果も出ています。

「成長投資枠」なら、国内外の上場株式にもチャレンジできる

新NISAには、「成長投資枠」と「つみたて投資枠」という2つの枠があります。

「つみたて投資枠」の場合、投資できる商品が約300種類とあらかじめ限定されていますが、「成長投資枠」の場合は約2,000種類と幅広い商品が対象となっており、ご自身のニーズに合わせて好みの商品に投資を行うことができます。

そこで今回は、株式会社400Fの調査結果をもとに、新NISAで人気の投資先ランキングを「地域別」にみていきましょう。

※ 国内最大級の家計診断・相談サービス「オカネコ」を運営する株式会社400F(フォーハンドレッド・エフ)が、新NISAの認知度や利用率を探るために行った「オカネコ 新NISAの利用意向調査2024年10月」。全国の『オカネコ』ユーザーの男女574人を対象に実施された。

第3位:米国株(59.0%)

出所:PIXTA
出所:PIXTA

新NISAは、長期投資が基本です。日本は長い目で見ると他国に比べ「低成長」であるといえます。

こうしたなか、“独り勝ち状態”といえるほど抜きん出て好調を維持する米国株は、新NISA初心者であってもチャレンジし甲斐があるというもの。2008年のリーマンショックなどで株価が急落する局面はあったものの、この30年間、米国株は右肩上がりで推移しています。「今後も成長の見込みがある」と考え、米国株に投資している人が多いといえます。

ここ数年は、AmazonやApple、エヌビディアなど米国企業を代表する約500の企業で構成されている「S&P500」に連動する運用を行う投資信託に人気が集まっています。

また、米国企業は、株主に利益を還元する「配当」を重視している企業が多く、日本企業に多く見られる「株主優待」がない分、配当回数が多くあります。連続増配している企業も多いため、高配当株を狙っている人にもおすすめです。