体内への「塩分」吸収を減らすメカニズム
具体的には、親水性アルギン酸塩と疎水性アルギン酸塩をバランス良く配合した塩分吸着ファイバー(特許第6497764号)を独自配合。通常の食卓塩と同様に塩味を感じながらも減塩効果を実現できる画期的な商品です。
体内に入った時の機序は次の通り。胃の中でアルギン酸類が食事中に含まれる塩分をキャッチ、ゲル状になったまま体内に吸収されることなく移動し、最終的に便として塩分を排出するという流れです。
つまり、塩分吸着をするのは特定の減塩食品ではなく、食事全体が対象に。食事の味を変えずに減塩効果が期待できます。
同じ減塩というコンセプトであっても、開発技術や作用機序はますます多様に進化していくことでしょう。
これから減塩生活を考えている皆さん、どのタイプが自身の食生活をおいしくサポートしてくれるのか、実際に自分の舌で試してみてはいかがでしょうか。
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<著者>
スギアカツキ
食文化研究家。長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを幅広く学ぶ。在院中に方針転換、研究の世界から飛び出し、独自で長寿食・健康食の研究を始める。食に関する企業へのコンサルティングの他、TV、ラジオ、雑誌、ウェブなどで活躍中。