フィクションでもよくテーマになっている「相続」にまつわるトラブル。普段はなかなか顔を合わせない親族が財産について話し合う場では、揉めやすいというのも致し方ないのかもしれません。実際に起きやすいトラブルとしては、どういったものがあるのでしょうか。株式会社NEXERが発表した「相続時に揉めやすいことランキング」より、詳しく見ていきましょう。
相続時に“揉めやすい”ことは?
親族が亡くなると、各種手続きや葬儀などやらなければならないことがたくさんあります。そのなかでも、相続に関してはトラブルが起きやすく、苦労する人が多いようです。どういったトラブルが起きやすいのかを知っておくことで、対策がしやすくなるかもしれません。
そこで今回、「相続時に揉めやすいことランキング」を発表します。では、第3位から見ていきましょう。
第3位 遺言書がないことに関するトラブル
3位は、「遺言書がない事に関するトラブル」がランクイン。遺言書がないことで、遺産分割に関して揉めやすいのだといいます。生前贈与の状況がわからないことや、借金も相続しなければならないことなどがトラブルを生み出す原因に。
遺言書は本人が自筆で作成することができますが、正しく作れていないと無効になってしまうこともあるため、注意が必要です。遺言書がない状態で相続することになった際は、弁護士に仲介を頼むことも考えておきましょう。
第2位 名義の変更や解約などができない
2位は、「名義の変更や解約などができないこと」でした。名義の変更や解約は本人でなければスムーズにできないことも多く、苦労する人が多いといいます。
1つ1つの手続きに時間がかかるほか、故人が契約していたサービスを全て把握することにも大変な労力がかかります。サブスクリプションサービスなどが普及した現代では、“デジタル終活”という言葉も生まれているようです。生前のうちにエンディングノートなどを活用することで、家族の負担を減らすことができます。