デッドスペースは収納に

次に、ダイニング周りの収納を見てみましょう。([図表4])

出典:『狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール』(彩図社)より抜粋
[図表4]ダイニング周りの収納 出典:『狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール』(彩図社)より抜粋


柱と壁で囲われた壁面には、収納家具が並んでいます。しかし、収納量も多くなく、また不揃いであるため、片付かないばかりか、部屋が雑然と見えてしまいます。そこで、収納を造ってみました。

出典:『狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール』(彩図社)より抜粋
[図表5]収納を造った様子 出典:『狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール』(彩図社)より抜粋

まず、[図表5]のように、既製品の突っ張り壁面収納ラックを2つ購入して、壁際に設置しました。ラックには収納ケースを設置し、そこに雑貨や文具などを収納しました。

また散らかった本を収納するために、本棚を2つ設置し、作業用デスクをその隣に置きました。この作業用デスクには、あえて専用の椅子などは置かずに、そばにあるダイニングチェアを兼用すると、物が増えることを防ぎ、また、スペースが節約できます。

デスク前の壁には、壁紙に貼ることのできるホワイトボードを付け、学校からのお知らせを貼ったり、家族の伝言を書く場所にしました。

ちょっとした収納を壁に

ダイニングの角にある壁はアクセントがなく殺風景な状態でした。([図表6])

出典:『狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール』(彩図社)より抜粋
[図表6]殺風景な壁 出典:『狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール』(彩図社)より抜粋

そのため、付け棚を2段に分け、壁に取り付けました。ちょっとした工夫ですが、絵や小物を飾って、インテリアを楽しむことができるようになりました。([図表7])

出典:『狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール』(彩図社)より抜粋
[図表7]付け棚を取り付けた壁 出典:『狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール』(彩図社)より抜粋

家具はサイズの合ったものに

続いて、リビングです。

出典:『狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール』(彩図社)より抜粋
[図表8]大きすぎるリビングテーブル 出典:『狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール』(彩図社)より抜粋

[図表8]のように、100センチ×54センチサイズのリビングテーブルが、部屋に対して大きく、リビングを動きにくくしていました。

また、テーブルは長方形で角があるため、狭い空間では体をぶつけやすく危険です。
そのためリビングテーブルは、[図表9]のように、サイズ39センチの、小さめの円テーブルに買い替えました。

出典:『狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール』(彩図社)より抜粋
[図表9]小さめの円テーブル 出典:『狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール』(彩図社)より抜粋

そして、リビングに敷いていたラグはダイニングに移動したため、新しいデザインラグを敷き、ソファには、クッションを置きました。また、暗くなりがちな部屋の隅にはフロアライトを置き、明るさを出しました。