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“オシャレで斬新な間取り”のメリット・デメリット

“オシャレで斬新な間取り”は居心地が悪い?

最近は、デザイナーズルームなどの影響により、新築やリノベーションを問わず斬新な間取りを好む傾向が増えてきています。

なかでも、間仕切り壁が少なく、いくつかの部屋がつながった大きな空間の間取りは、開放感があり、大変人気の間取りです。また、大きな窓がたくさんある間取りも、明るく開放感があり、人気の間取りの1つです。

しかし、間仕切り壁が少なかったり、大きな窓がたくさんあると、家具をレイアウトするための壁が少なくなってしまいます。そのため、収納家具やソファなど、家具が上手く置けないという状態になり、テレビが見にくかったり、ソファの位置がおかしくなったりと、居心地の悪い部屋になってしまいます。

突っ張り式の家具で簡易的な壁を造る

壁が少なく、家具を置きにくいという問題は、家具をレイアウトしてみて、初めて気が付くことが多いです。

しかし、後から壁を造ることは容易ではなく、まして賃貸となると壁を自分で造ることは不可能です。

そこで、壁が少ない場合は、突っ張らせるスタイルのスリットや間仕切りを使って、壁や柱などの構造体を傷つけることなく、簡単に簡易的な壁を造ります。

出典:『狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール』(彩図社)より抜粋
[図表1]簡易的な壁を造った様子 出典:『狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール』(彩図社)より抜粋

また、突っ張るタイプの間仕切りも、多くのメーカーから市販されており、間仕切り壁として使用できます。

このように、圧迫感を与えないスリット壁や間仕切り壁を使えば、壁の少ない間取りでも、簡単に壁を造ることができ、機能的に家具をレイアウトすることができます。