提携する航空会社で予約したほうがマイレージがお得に使える

また、旅行を計画するときに、比較サイトを使って調べることが多いと思うのですが、検索結果の一覧が出てきたときに、一番安いのが航空会社直系のウェブサイトなら、航空会社のホームページから直接買うのが、万が一のトラブルがあったときのアフターケアの面でお勧めです。第三者の旅行会社を経由してしまうと、天災など予期せぬ欠航の際などに対応できないケースが多々ありますので。

なお、航空券の料金設定はダイナミックプライシング*です。比較サイトはアクセスが集中しやすい夕方などの時間帯だと、値段が上がることがあるようです。やむを得ないこともありますが、検索する時間帯を意識することも、お得旅につながるかもしれません。

それから、これも既によく出回っている情報ですが、旅行サイトや比較サイトは同じパソコンのIPアドレスを使って検索していると、「この人はこの航空券が欲しい人やねんな」とウェブサイトが学習し、値段が上がっていくことがあるらしいです。検索をするときはプライベートモードで見るか、キャッシュを一度消去してから再度検索してみてください。

IPアドレスを別の国に変更するVPNサービス*を利用するのも手です。物価が安い国は、航空券も安めに設定されていることがあります。あとは、普段からマイレージを活用されている方ならご存じだと思いますが、提携する航空会社でも貯めたマイレージを使うことができます。

そして、自身で貯めている航空会社の便よりも提携する航空会社で予約したほうがマイレージがお得に使える場合が多いです。仮にマイレージを使ってA社に乗りたいとなったときに、A社のマイレージで乗ろうとすると、たくさんのマイレージが必要になります。けれども、例えば提携する航空会社であるB社のマイレージを貯めておけば、同じA社の便でもA社のマイレージを使うより少ないマイレージで乗ることができるのです。

同じ便でも、自身がマイレージを貯めている会社か提携会社かで、必要なマイレージが半分くらい違うこともあります。普段はあまり飛行機に乗る機会がないという人なら、この裏ワザを覚えておくとよいかもしれません。

*ダイナミックプライシング
需要と供給の変動に応じて価格を自動調整できる仕組み。

*VPN
インターネット上で安全な通信を確保するためデータを暗号化し、ユーザーのプライバシーやセ
キュリティを保護する技術。例えば、中国ではVPN がないとYouTube が閲覧できない。

Ryucrew
現役CA(キャビンアテンダント)