初心者の資産運用には投資信託がおすすめなワケ

初めての資産運用に最も適した金融商品が「投資信託」だと思います。

私が初めて資産運用を経験したのは、投資信託ではなく株式投資でした。なぜなら、私の周りの人で株式に投資している人がとても多かったからです。その時点で、私は投資信託の存在を詳しく知りませんでした。

でも、投資信託がどういう投資商品なのかを知ると、「私の投資人生、投資信託から始めても良かったかも知れない」と思うことがあります。仕事が忙しい時などは特に。

私は芸能界の仕事と同時に自分の会社も経営しています。補正下着のブランド「Andijur」をプロデュースしており、商品の開発から販売まですべてに携わっているので、忙しい時は自分の保有株がどうなっているのかをチェックする時間もないほどです。

そんな時でも投資信託なら安心です。それは、ファンドマネジャーという運用のプロが、ずっと投資先の状況をウォッチし続けてくれているからです。自分でいちいち投資先を探したり、売買のタイミングをはかったりする必要がないのです。

もちろん、物足りないという人もいるかもしれません。でも、株価の値動きに一喜一憂したくないという人もいらっしゃるのではないでしょうか。そういう人にとって、投資信託はとても魅力的に映るはずです。

では、投資信託とは何か。大勢の人からお金を集めて、それをまとめて「ファンド」を組成し、そのファンドを通じてさまざまな株式、債券などに分散投資するという仕組みの投資商品です。

大勢の人からお金を集めるので、1人ひとりが出すお金は少額でも、ファンド自体の資金規模は非常に大きくなります。

たとえば、1人10万円を出したとして、それを10万人から集めれば総額は100億円になります。10万円ではたくさんの銘柄に分散投資することはできませんが、100億円ならそれも十分に可能です。

つまり、自分の出すお金は10万円でも、実質的に100億円で運用しているのと同じ投資効果を得ることができるのです。これが投資信託の一番の魅力といえるでしょう。