会社で働くことは「大変」だと言われるのに、家事は「やって当たり前」と軽視されがちです。とくにシニア世代では、妻に家事を任せっきりにしてきた男性もいるのではないでしょうか。しかし、家事を時給換算すると1,470円、月給だと16万円を超えるという話も。つまり、それだけ家事は大変な労働だということです。そんな中、妻亡き後、一人暮らしの中で副収入まで得ながら前向きに楽しく家事に取り組むシニアもいます。本記事では、フリーコンサルタント、YouTuberとしても活躍する〈ぺこりーの氏〉の著書『妻より長生きしてしまいまして。』(大和書房)より一部を抜粋して、家事が楽しい理由と楽しむ方法をご紹介します。
60代一人暮らしのシニア男性が「家事は面倒」どころか、心底楽しみながら「月16万円以上」の副収入まで得ているワケ
家事のアイディアが浮かべば、それは「コンテンツ」
私は最近はあまりテレビを見なくなったが、それでもたくさんの家事番組があることは知っている。家事が得意な芸人さんがいろんな家事のライフハックを教えてくれたり、時短テクニックを披露
するという内容が多いが、これがゴールデンで放送されているんだから人気があるんだろう。
あと最近、伝説の家政婦として大人気のタサン志麻さんも、もうスピード違反だろというような速さで料理が作れることで大人気になった。
テレビだけではない。YouTubeだって、家事がテーマの動画が大量にある。日本だけではなく、海外の多くのクリエイターが家事をテーマに動画を配信しているから、世界的に家事の動画を見る視聴者が多いということに違いない。
要するに、家事はもはやコンテンツなのだ。ひとり暮らしのあなたが、散らかった部屋を片づけるだけなら、それはただの掃除だ。しかし、散らかった部屋を片づけるちょっとしたアイデアが浮かんだら、それはもうコンテンツになるということ。
いつも仕方なくやっている家事。その家事のことを少し考えてみないか? そうしてあなたも、いつかひとり暮らしのクリエイターになる日がくるのかもしれない。
ぺこりーの
コンサルタント・YouTuber