「道(タオ)」からまなぶ婚活術

現代社会、ぼくたちは「市場」のなかにいる。労働市場も、婚活市場でも、ぼくらは「商品」である。つねに競争の世界だ。いやだね〜。

そんななかで「道(タオ)」の哲学をいかして、どう「勝つ」かを考えてみた。

まずは、「婚活」をかんがえてみよう。

いつのまにか日本社会になじんでいる、謎の言葉、「婚活」。2007年に登場したらしい。

『婚活バトルフィールド37』というマンガが存在する。

「婚活」はしばしば「戦場」にたとえられる。

マッチングアプリをひらけば、凄まじい「スペック」の競争相手のすがたがみえる。

「戦い」の前から、やる気がなくなってくる。

しかしである!

そんな、魔窟のような婚活の戦場で、

「めっちゃフツーなのに、なぜかうまくいく人」を見たことがないだろうか?

ぜったいあるはずだ。

みためも地味。わかりやすい強みも特にない。

でもなんか、「感じ」がいい。

そして、一瞬で、いい感じの相手をみつけて、婚活市場から「解脱」していく。

あいつら、なんなんだ!?

そう思いたくなる。ぼくの見解をのべる。

「あいつら」は、ふつうなフリをしているだけで、

「道(タオ)」の力の使い手なのだ。

どういうことか。説明してみよう。

婚活は「戦い」といわれる。「年齢」「ルックス」「年収」といったパラメータで、総合値が高い相手をいかにゲットできるか。

婚活ゲームのプレイヤーたちは、いわばバーチャル・リアリティの世界にいるのだ。その場にいるようで、バーチャル世界にいる。

もはや、相手の姿はほとんどみえてない。

しかし、「めっちゃフツーなのに、なぜかうまくいく人」は、違う。

「戦い」がただのフィクションだと知っている。

「道(タオ)」とつながっているのだ。

やつらは、「道(タオ)」の使い手。いわば「タオイスト」なのだ。

反対に、「スペック」が高いのに「いやなかんじ」の人もいる。

相手を「上」「下」をつけるフィクション世界にとじこもっている。

その点、タオイストは、視野がクソ広い。