定年や役職定年を間近に控え、「定年後のキャリア」について悩んでいる人も多いでしょう。『おじさんの定年前の準備、定年後のスタート 今こそプロティアン・ライフキャリア実践!』(総合法令出版)著者の金澤美冬氏が、そんな「役職定年を控えるサラリーマン」にインタビューを行いました。本書より、銀行のシステムセンターで所長を務める58歳男性のケースをみていきましょう。
役職定年まであと2年弱…銀行のシステムセンター所長を務める58歳男性が「保育士」の資格をとった驚きの理由
インタビューを通じて筆者が感じたこと
「人からダイレクトに感謝されたり、社会でどう貢献できているのかが分かること」が、じぃの定年後の活動のポイントになりそうですが、逆に言うと本当にこれまでよく頑張ってこられたな、と胸が熱くなりました。きっと多くのサラリーマンが多かれ少なかれそういう思いをしてきていると思い、ますます応援したい想いが強まります。
「銀行システムの管理職」と肩書だけを聞くと、威張っているんじゃないかと想像されるかもしれません。
実際、私が自己紹介で「おじさん専門のライフキャリアコンサルタントをしている」と言うと、「おじさんはプライド高いから大変でしょう? 過去の肩書をひけらかすんでしょう?」などと言われることもあります。
でも、そんな方は私の周りにはいません。じぃは面白くて癒やし系です。そりゃ保育園児にもモテるだろうな、という気がします。
やはり人柄は大切で、良い人は誰もが応援したくなるもので、定年後の不安の1つである「孤独」も逃げていくと思います。
金澤 美冬
おじさん未来研究所 理事長/プロティアン株式会社 代表
株式会社YEデジタル 社外取締役