口座の管理者「自分だけ」では不十分

みんなの声

●口座をひとりで管理していくのが不安

●寝たきりになったら誰が必要な支払いをしてくれる?

今後も使用する口座は「代理人カード」を作成しておくとよいでしょう。代理人カードとは、口座を持つ本人の家族が、本人の代わりに口座を利用できるキャッシュカードです。

病気や寝たきりになってしまったときなどに家族が代理人カードを使って振込や入金・引き出しができます。

家族の利便性を高めることが目的のため、口座を持つ本人が認知症になってしまうと原則的には使えません。クレジットや電子マネー機能はありませんが、日常的な金融取引には十分対応できる一枚です。

代理人カードは口座のある銀行支店の窓口に出向いて作成できます。銀行にもよりますが、ほとんどの場合は家族の同行は不要です。作成したら家族に渡しておくだけで利用できます。ただし、代理人カードは、金融機関によって利用できる人の条件があるため、必ず作成できるとは限りません。事前に口座のある支店に確認することをおすすめします。

定期預金はタイミングをみて解約し、普通預金にお金を移しておきましょう。

明石 久美
相続・終活コンサルタント/行政書士