アプリを通じて世界中のランナーとつながる
スマートフォンやスマートウォッチの普及により、ランナーにとっての定番ツールとなったランニングアプリ。数々のスポーツブランドからリリースされており、それぞれランニングを楽しく継続するのに役立つ機能があります。
「アディダス」のランニングアプリ「adidas Running」ではコース設定や距離、速度の管理はもちろん、目標達成を目指して世界中のユーザーと競い合う“チャレンジ”モードを搭載。定期的に開催される“バーチャルレース”でほかのランナーと競争したり、コースを完走したアチーブメントとしてバッジを集めたりすることも可能です。
ユーザー同士でモチベーションを高め合えるシステムは、ナイキが提供する「Nike Run Club」にも採用されています。アプリ内で任意の目標を設定し周囲にシェアする、あるいは定期的に開催される課題に挑戦してコミュニティ内で競争するなど、さまざまなスタンスでランニングを楽しめるよう工夫されているのが特徴です。
ランニングやマラソンは孤独な戦いというイメージが強いスポーツ。一方で近年ではデバイスやサービスを通じて仲間を見つけることも簡単になり、自分にとって快適な環境を整えやすくなっているといえます。
暮らしのスタイルが多様化する昨今、スポーツへの取り組みを支えるシステムにも絶え間ない進化が求められているのではないでしょうか。今後どのような最新テクノロジーが登場するのか、ぜひ注目してみてください。
[筆者プロフィール]
吉田康介(フリーライター)