収入の壁に備えよう!50代からできる対策とは?

サトシさん、自分に合った生活ができそうでよかったですね。

ワ:ちょうど奥さんとも話が合ったから対応が早かったね!

夫婦で同じ方向を向いて生きていけると心強いですね。

さて、前半でも話題に上がっていた『収入の壁』ですが、皆さんは備えられていますか?

サトシさんが行った収支の見直しはとてもよい手段だと言えますが、他にもできることはあるんですよ!

ワ:そうなの? ぜひ教えてほしいな!

それでは、「50代でもまだ間に合う、収入の壁に備えるためにできること」を簡単に3つご紹介します。定年退職後の収入源に不安がある方は必見ですよ!

まず1つ目は貯金です。

ワ:王道だね!

そうですね。王道ではありますが、実はあまり貯金が得意ではない…という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

たとえば、今の生活から毎月1万円でもコツコツ貯めていれば1年で12万円、5年で60万円と貯まっていきます。

毎月同額を積み立てるのは大変ですが、着実に貯蓄が増えることで精神的にも安定します。

今までコツコツ貯めてこれなかった方は、これを機に毎月貯金してみてはいかがでしょうか。

ワ:は~い!

2つ目は、資産運用をすることです。

日本はインフレが進み、物価高の波が押し寄せ、円の価値が下がり続けています。そんな時代に、お金を寝かしておくだけではもったいないです!

ぜひ資産運用を視野に入れてみてください。

初心者の方は政府が推奨する新NISA制度などの利用から始めてみるのがいいでしょう。

ワ:でも投資って、損するのが怖くてなかなか手が出せないよね…

そんな方には「iDeCo」がおすすめです!

ワ:聞いたことあるけど、どんな制度なの?

iDeCoは通称個人型確定拠出年金と呼ばれる、老後の資産運用におすすめの制度です。毎月自分で選んだ銘柄をつみたてて運用する年金、というイメージですね。

2022年5月以降から積立期間が65歳まで延長され、75歳まで受け取りを遅らせられるように制度が変わりました。

そのため、50代でも長期運用のメリットを享受できるようになり、定年退職間近の方でもはじめやすくなったんですよ。

ワ:50代からでもメリットがあるのはありがたいね。

ただ、50歳以上60歳未満で加入した場合、通算加入者期間が10年に満たないと、受け取れる年齢は繰り下がるので注意が必要です。

すぐにお金を必要とする場合は、よく考えて挑戦することをおすすめします。

3つ目は、気の合う仲間がいるコミュニティに参加してみることです。

定年退職後、再雇用として働くことになった場合、収入は減るうえにやりがいが感じられなくて生き生きと働けなくなる可能性があります。

そんなときに気が合う仲間がいるコミュニティに参加してみましょう。知らなかった話題や新しい価値観に触れることができて視野が広がります。人とのつながりは何よりの財産です。

ワ:人と話すと感性が豊かになるよね!

そうですね。職場や家族以外のコミュニティからは、日常生活では出合えない刺激を受けられますよ。

また、ビジネスや経済に関心の高い人が集まるコミュニティなら、稼ぐための新たな知見が深まったり、情報収集に役立ったりするでしょう。

50代でもまだ間に合う、収入の壁に備えるためにできること

1:貯金
2:資産運用をすること
3:気の合う仲間がいるコミュニティに参加

以上、3つが「50代でもまだ間に合う、収入の壁に備えるためにできること」でした。

備えあればうれいなしなので、早めに対策しておきましょう!

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