みなさんは「食用油」と聞いて、どんな印象を持っていますか? ダイエットの大敵、健康のためになるべく控えたいというイメージを抱く人は少なくないでしょう。しかしながら実際は、様々な技術の進化によって、油脂類との付き合い方が大きく変わりつつあることをご存じでしょうか? 今回は、「食用油の今」をテーマに、健康をサポートする食用油のご紹介とそれらを生み出す最新技術について詳しくご紹介していきたいと思います。
食用油はヘルシーオイルを選ぶ時代へ…健康とおいしさを叶える“サビないオイル”の新技術とは? (※写真はイメージです/PIXTA)

実際に使ってみた感想は?

「炒め物を作る時に使ってみました」(著者撮影)
「炒め物を作る時に使ってみました」(著者撮影)

 

最後に、気になる使用実感について。私は食の専門家として日頃様々な食用油を使い分けており、従来品や他製品との違いに気づきやすいのではないかと自認しつつ、炒め物や揚げ物などの調理で使ってみることに。1か月弱の期間使用し、あくまでも個人的な感想にはなりますが、全般的に油っこくない軽やかな仕上がりになること、あっさりした味付けの炒め物や天ぷらでの実感が最も大きいと感じました。


さあこれからは、おいしさだけでなく健康面で食用油を積極的に選ぶ時代です。技術の進化を知ることは、明日の健やかな食卓に直結しているといっても過言ではありません。
 

<著者>

スギアカツキ

食文化研究家。長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを幅広く学ぶ。在院中に方針転換、研究の世界から飛び出し、独自で長寿食・健康食の研究を始める。食に関する企業へのコンサルティングの他、TV、ラジオ、雑誌、ウェブなどで活躍中

 

<出典>

Dietarytriacylglycerolhydroperoxideisnotabsorbed,yetitinducestheformationofothertriacylglycerolhydroperoxidesinthegastrointestinaltract雑誌名:RedoxBiologyDOI:https://doi.org/10.1016/j.redox.2022.102471