年齢を重ねるにつれて、「好きな服を着れない」「ファッションの幅が狭まってきた」と感じる人は多いでしょう。しかし、「固定観念で着たい服を遠ざけてしまうのはもったいない」と、『毎日たのしい 大人のカジュアルコーデ見本帖』(エムディエヌコーポレーション)著者の須藤理可氏(canaria)はいいます。Instagramのフォロワー数7.2万人を誇る筆者が「大人カジュアル」を楽しむためのポイントを紹介します。
“ジャストサイズの服”は避ける…50代女性が「大人カジュアル」を楽しむための3ルール【人気インスタグラマーが伝授】
GU、ユニクロ、ZARA…「プチプラ」アイテムも存分に活用
20代の頃の私は、きれいめやコンサバ系が中心。カジュアルコーデに目覚めたのは30歳を少し過ぎた頃でした。
30代、40代をカジュアルと共に過ごし、それは今もなお健在。自分なりに「自分らしいカジュアル」を探しながら少しずつ変化もして今に至っています。
そんな中、私のカジュアルコーデに増えてきたのが、GUやユニクロ、無印良品、ZARAなど、いわゆるファストファッションのアイテムです。もちろん手頃な価格はうれしいポイント。でも、私がこれらを好きな理由は価格だけではありません。
プチプラブランドは、アップデートが必要な50代の心強い味方
こういったブランドにはベーシックで着まわししやすいものが豊富。それでいて色、サイズ展開も幅広い。さらに言えば、形も着心地もディテールも考え抜かれた優秀なものも多いのです。
カジュアルコーデを長年続けるなかで思うのは、やっぱり年代によってアップデートが必要ということ。
20代の頃と50代の今では自分にしっくりくる形や、サイズも少しずつ変化をしています。だから、豊富なサイズや色展開があり、商品のバリエーションも多いこういったブランドは心強いです。
プチプラを避けてしまう方もいるかと思いますが、うまく活用すればコーデの幅が広がるし、今の自分に合ったものや、「使える!」という便利なアイテムが意外と見つかります。
だからといって、これらのブランドだけにこだわっているわけではありません。ブランドや値段にこだわらない。本当に着たいもの、着心地がいいもの、自分に合うものを着るのが私のモットー。だからファストファッションもセレクトショップも雑貨屋さんも……。さまざまなショップに足を運んでいます。