「袖まくり」でこなれ感を演出…ポイントは手首出し

寒さが厳しい時期はなかなかできませんが、基本、長袖は袖をたくし上げたり、まくったりするのがマイルール。細い手首を見せたほうが女性らしく映るし、抜け感も出るのでコーデも軽やかになります。

カットソーやニットだったらくしゅくしゅとたくし上げればOKですが、少し難しいのがシャツです。シャツの場合はカフスボタンをはずして数回まくりますが、ここできっちり整えてしまうと、あか抜けません。あえて、無造作に折り返すほうがおしゃれに見えます。

まず、手首とひじの中間くらいに折り目がくるように、袖を折り返します。折り目になった部分をさらに小さく一折り。最後に袖口部分を少しくしゅっと遊ばせれば完成。きっちり折るのではなく、“ラフにざっくり”が、こなれ感を出すポイント。

シャツはシルエットがシャープなので、どこかにラフさをつくらないと、お仕事感が出てしまったり、堅苦しくなったりしてしまいます。なので、ラフにまくってリラックスモードを漂わせるのが大事。ちょっとのことですが、コーデの仕上がりがぜんぜん違ってきます。

出所:『毎日たのしい大人のカジュアルコーデ見本帖』より抜粋 撮影:黒川ひろみ
出所:『毎日たのしい大人のカジュアルコーデ見本帖』より抜粋
撮影:黒川ひろみ

ブラウスの袖まくりは輪ゴムを使うと簡単!

ブラウスの場合はシャツのようにまくり上げると、袖口のふんわり感をつぶしてしまいます。それから写真のように、袖口にフリルなどのあしらいがあるブラウスも多いですよね。まくってしまうと、せっかくのフリルが隠れてしまいます。とはいえ、カットソーのようにくしゅくしゅとたくし上げるのも難しい……。

こういったときは、輪ゴムの出番。ヘアゴムでもOKですが、その場合は、もしちらっと見えてしまったときも悪目立ちしないように生地と同系色を選ぶのがおすすめです。

カフスと袖の切り替え部分に輪ゴムをつけ、少し袖口を肘のほうにゴムごと引き上げます。仕上げに輪ゴムを覆い隠すように、袖の生地を少したるませれば完成。

ただたくし上げるだけだと袖が落ちてきてしまいますが、輪ゴムのおかげでほどよい手首出しをキープ。袖がずり落ちてくるストレスもないので快適です。

出所:『毎日たのしい大人のカジュアルコーデ見本帖』より抜粋 撮影:黒川ひろみ
出所:『毎日たのしい大人のカジュアルコーデ見本帖』より抜粋
撮影:黒川ひろみ