年をとってもキレイでいたいですよね。そのためにはどうしたらいいか? 管理栄養士の萩野祐子氏の著書『食べなきゃキレイになれません食べるほどやせて肌も体も若返る食事術』によると、ポイントは食事で、とくにダイエットの場合は、食事プログラムへの「取り組み方」が重要なのだとか。理由を本書から一部抜粋してご紹介します。
ダイエットの結果が「出やすい人」と「そうでない人」の違い
「今よりキレイになりたい」と食事を変えたとき、結果が「出やすい人」と「そうでない人」がいるのは事実。私の経験上言えるのは、「ポジティブに取り組んでいる人ほど結果が出やすい」ということです。
以前、私のところに食事の指導を受けに訪れた素敵なご夫婦がいました。奥さまのほうは何事にも前向きで、若玄米を食べるプログラムに対しても「楽しそう! やってみたいわ」といたってポジティブ。美味しいものを食べることやキレイになることに対して、とても積極的でした。
一方、旦那さまの方はというと、どうやらそれほど乗り気ではなかった雰囲気です。「毎日の食事を変えたくらいでメタボは改善されないだろう」「ご飯とお味噌汁の食事なんて、なんだか味気ないな」などという心の声が聞こえてくるようでした。
ところが、ご夫婦が同時にプログラムをスタートして数日もたたないうちに、歴然と結果に差が表れはじめたのです。同じものを同じタイミングで食べているにもかかわらず、奥さまのほうは明らかにほっそりされている一方、旦那さまのほうはまったく変動なし。これには本人たちも驚かれていたようでした。
ネガティブ思考を手放すとやせやすい体に変わる
二人の明暗を分けたのは、プログラムへの取り組み方だけです。ポジティブに取り組むかネガティブな気持ちをもって臨むのか、たったそれだけのことでキレイになれるか現状維持のままでいるか、運命は大きく変わるのです。
私たちの体はストレスを感じると唾液や消化液などの分泌が低下します。と同時に、ストレスに抵抗するために体内のビタミンやミネラルを消耗し、代謝を下げてしまうともいわれています。体だけでなく、心への影響も想像するとわかりやすいですよね。何かを我慢するようなネガティブな食べ方をするより、少しでも楽しみを増やしていくポジティブな食べ方をしたほうがワクワクして心が元気になると思いませんか?
取り組み方ひとつで、結果は大きく変わります。食事の時間を楽しくポジティブにとらえると、なりたい自分は向こうから近づいてきてくれるようになります。
萩野 祐子
管理栄養士/血糖分析アドバイザー
ユイット合同会社代表