さらに「時間単価が高い人材」に必須のスキルとは?

(2)売上を生み出せる人

売上をつくる能力は、特にマーケティングやセールスの分野で非常に価値があります。たとえば、セールスページやメールマーケティングのライティングスキルを持つ人は、クライアントの売上を向上させることができ、これが直接的に自身の収入増加につながります。

売上を上げるためには、市場のトレンドを理解し、ターゲットのニーズと期待を把握し、効果的なコピーやデザインを作成する能力が求められます。

また、売上を上げることで、成果報酬ベースの契約ではさらに収入を増やすことが可能になり、これが自身の時間単価をさらに向上させる要因となります。

さらに実際に顧客から成約を獲得することのできる営業スタッフも高収入につながりやすいです。フルコミッション(成果報酬型)の営業の仕事では、契約が取れれば取れるほど収入が上がります。

(3)人に指示を与えられる人

他人に指示を出せる立場になることは、リーダーシップ能力とコミュニケーション能力の両方が求められます。この立場にある人は、プロジェクトの全体像を把握し、チームメンバーに明確かつ効果的に指示を出す能力が求められます。

さらに、指示を出すだけでなく、プロジェクトの品質を保つためのクオリティチェックも必要とされます。

この役割を効果的に果たすには、基本的なライティングやデザインのスキル、そしてチームと効果的にコミュニケートする能力が必要です。経験と知識を積むことで、指示を出す立場になり、時間単価を向上させることが可能になります。

人に指示を与える立場になるには、まずパーツとしてのポジションを経験してから、ステップアップするケースが多いです。この立場の人はディレクターという呼称で呼ばれます。

(4)仕事自体を生み出せる人

新しい仕事を生み出せる人は、市場のニーズを理解し、新しいプロジェクトやサービスを設計し、実行する能力を持っています。

この立場にある人は、新しいチャンスを見つけ、人材を管理し、必要なリソースを配分し、リターンを最大化する責任を持っています。プロジェクトが不発に終われば人を使った分だけコストを支払うことになるので、負債を抱えることもありますし、売上が上がってもコストと見合わずに利益にならないというケースもあります。

この立場になるためには、市場分析、プロジェクトマネジメント、人材管理などの幅広いスキルが求められます。そして、リスクを管理し、プロジェクトを成功に導く戦略を練る能力も重要であり、プロデューサーという呼称で呼ばれます。

ディレクターやプロデューサーになるには、末端の仕事から始まり、人を使う立場になってから分岐していきます。まずは末端の仕事で効率の良い人材になるところから目指していきましょう。

土岐 あい
チームビジネスプロデューサー