<前回記事>
実は「皮が黒いものが良い」は誤り!今度こそハズさない「アボカド」の選び方【野菜販売歴10年以上のプロがアドバイス】

鮮度重視なら「朝イチ」、金額重視なら「夕方」に買うのがオススメ

朝イチの野菜・果物はやはり鮮度がいいです。袋詰めされずにはだかで売っている商品は徐々に乾燥していってしまうので、開店直後の鮮度が一番いいときに買い物をするのがオススメです。

なるべく節約したいのであれば、見切り品が出る時間を把握して、その時間以降に行くのがいいでしょう。お店では開店中に一、二回売り場商品の鮮度チェックをして、見切り品として値段の変更を行っています。また、お店によっては曜日市・月末市などの特売イベントを開催したり、販売戦略として時には原価割れで売ったりすることもあるので、広告やチラシもこまめにチェックしましょう。

©わたなべみきこ  出所:青髪のテツ著『スーパーのエキスパート店員が教える おいしい野菜まるみえ図鑑』(KADOKAWA)
[図表1]鮮度重視なら「朝」がオススメ ©わたなべみきこ
出所:青髪のテツ著『スーパーのエキスパート店員が教える おいしい野菜まるみえ図鑑』(KADOKAWA)
©わたなべみきこ  出所:青髪のテツ著『スーパーのエキスパート店員が教える おいしい野菜まるみえ図鑑』(KADOKAWA)
[図表2]価格重視なら「夕方~夜」がオススメ ©わたなべみきこ
出所:青髪のテツ著『スーパーのエキスパート店員が教える おいしい野菜まるみえ図鑑』(KADOKAWA)

鮮度のいい状態を保つには?適切な保存場所をチェック

野菜・果物は生鮮商品なので、鮮度のいい状態で食べてほしいと思っています。なるべく必要な分だけ購入して、家庭内で捨ててしまうことがないようにしてもらいたいです。そのときに食べきれなかった場合は、図表3の保存場所一覧を参考に、野菜や果物のおいしさを損なうことなく、保存してみてください。

©わたなべみきこ  出所:青髪のテツ著『スーパーのエキスパート店員が教える おいしい野菜まるみえ図鑑』(KADOKAWA)
[図表3]保存場所一覧(クリックで拡大) ©わたなべみきこ
出所:青髪のテツ著『スーパーのエキスパート店員が教える おいしい野菜まるみえ図鑑』(KADOKAWA)

青髪のテツ 
野菜のプロ、インフルエンサー 
スーパーマーケット青果部に10年以上勤務し、エリアマネージャーとして野菜や果物の仕入れ、販売を行っている。X(旧Twitter)では、野菜の正しい保存方法やおいしい野菜の選び方のほか、いち早く野菜・果物の高騰情報を発信するなど、野菜のプロならではの鮮度のよい情報を惜しみなく公開。野菜・果物のインフルエンサーとして活躍している。
著書に『野菜売り場の歩き方』(サンマーク出版)、『スーパーのエキスパート店員が教える おいしい野菜まるみえ図鑑』(KADOKAWA)がある。