<前回記事>
【スーパーで実践】4~5月は「新タマネギ」の季節!プロが教える「おいしいタマネギ」の見分け方 

◎本稿に掲載されている野菜などの名称、特徴、旬、生産地はお住まいの地域や品種によっては一致しない場合があります。
◎本稿ではスーパーで販売されている一般的な品種について説明しています。

アボカドはヘタが少し浮いていて弾力のあるものが食べごろ

アボカドを選ぶのは難しいのですが、ヘタに注意して買うとハズレが少なくなります。

アボカドは収穫してから時間の経過とともに熟れてきて、そのうちヘタが取れてしまいます。ヘタが取れることも原因の一つになって品質が悪くなっていきますが、そのヘタが取れる前の少し浮いているくらいのときが食べごろです。

皮の色は黒いものが良いと思っている人が多いようですが、チョコレート色か小豆色のものがベストです。あとは少し弾力があるものが良いのですが、指先で強く押すとそこからいたんでしまうので、軽く持ってみた感触で選ぶといいでしょう。

©わたなべみきこ  出所:青髪のテツ著『スーパーのエキスパート店員が教える おいしい野菜まるみえ図鑑』(KADOKAWA)
[図表1]アボカドはヘタが少し浮いていて弾力のあるのものが食べごろ ©わたなべみきこ
出所:青髪のテツ著『スーパーのエキスパート店員が教える おいしい野菜まるみえ図鑑』(KADOKAWA)
©わたなべみきこ  出所:青髪のテツ著『スーパーのエキスパート店員が教える おいしい野菜まるみえ図鑑』(KADOKAWA)
[図表2]真っ黒なアボカドは避けよう ©わたなべみきこ
出所:青髪のテツ著『スーパーのエキスパート店員が教える おいしい野菜まるみえ図鑑』(KADOKAWA)

【店員のヒトコト】

アボカドは家に置いておくより食べごろのものをお店でさがそう!

アボカドは悪玉コレステロールを抑える!高血圧や脳梗塞の予防効果も

熱帯アメリカ原産のアボカドは、豊富な脂肪分と濃厚でクリーミーな味わいから「森のバター」とも言われる高カロリー食品です。国内で売られているものは、メキシコ、ニュージーランドなどからの輸入品がほとんどです。脂肪分にはリノール酸やリノレン酸を含み、悪玉コレステロールを抑える働きがあります。ビタミンやミネラル、食物繊維も豊富で、高血圧や脳梗塞の予防効果も期待できます。

青髪のテツ 
野菜のプロ、インフルエンサー 
スーパーマーケット青果部に10年以上勤務し、エリアマネージャーとして野菜や果物の仕入れ、販売を行っている。X(旧Twitter)では、野菜の正しい保存方法やおいしい野菜の選び方のほか、いち早く野菜・果物の高騰情報を発信するなど、野菜のプロならではの鮮度のよい情報を惜しみなく公開。野菜・果物のインフルエンサーとして活躍している。
著書に『野菜売り場の歩き方』(サンマーク出版)、『スーパーのエキスパート店員が教える おいしい野菜まるみえ図鑑』(KADOKAWA)がある。