知的障害者の結婚について考えたことはありますか? そもそも知的障害者は結婚をしてみたいと思っているのでしょうか。そこで知的障害者の結婚事情や結婚が難しい背景、さらに障害者の結婚をサポートするサービスについてみていきます。

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知的障害者の結婚事情とは?

知的障害者の未婚率は、96.7%と高い数値を出しています。これは、平成25年に出された障害者白書に記載されているものです。この障害者白書は、内閣府が毎年出しているものになります。

 

では、この96.7%の人たちが結婚する気がないかと言われるとそうではありません。結婚願望はあるのです。しかし、踏み出せない理由がいくつかあります。

 

結婚相手に障害のことを伝えるハードルの高さ

付き合っている相手に、障害のことを伝えるハードルの高さがあります。付き合っているより、これは付き合う前の段階で言うかを決めることになるでしょう。付き合う前に、障害のことを伝えて了承してくれれば結婚へのハードルも下がることになります。しかし、障害があることで子どもにまで遺伝したら…などを考えるパートナーも多いため、一番難しい問題と言えます。

 

結婚資金にまわせるお金がない

知的障害者が、障害者雇用で働いている場合の給与は11万7000円となります。給与の中から、生活のやりくりを行なっていくと結婚資金にまわせるお金が手元に残らなくなります。そのうえ、恋愛に使う余裕すらないこともあるでしょう。

 

コミュニケーションをとることが難しい

コミュニケーションが難しいことも多くあります。相手の意図を読み取ることができなかったり、抽象的な内容を理解するのが難しいなどがあげられます。コミュニケーションは、相手と理解や考えを深めていくのに重要なものになりますが、そのことが難しいと相手とのすれ違いが生まれます。コミュニケーションにおいて、不安を抱えている方も多くいるのです。

 

結婚を相談できるところが少ない

今は、婚活パーティーなどを主催する結婚相談所というものが多くあります。しかし、知的障害者を含めた障害者の結婚相談を行なってくれる場所が少ないのです。相談しにくい環境も、未婚率を上げている要因の一つと言えるでしょう。

 

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少しずつだが、障害者向けの「結婚支援サービス」も増加

最近では、知的障害者を含めた障害者向けの結婚支援サービスが増えてきました。いくつか紹介していきます。

 

障害を持っている人でも参加できる婚活パーティー。このご時世のため、オンライン婚活パーティーも用意しています。

 

「恋草」という婚活サイト。こちらは、精神保健福祉手帳か身体障害者手帳を所持している人が対象となりますが、スマホアプリもあるため使いやすいものとなります。この婚活サイトは、公的な証明書を提示しないと活動ができないようになっています。サービスを利用した場合の例も分かりやすく解説しています。

 

婚活サイトよりもまずは出会いからと、考える方はマッチングアプリがオススメです。特に、障害を持つ方にも使いやすいマッチングアプリがあります。

 

ペアーズ:運営管理が徹底しており、安全面に配慮しています。「コミュニティ」という機能があり、ここは障害を持つ人や障害に理解のある人が多いコミュニティが存在します。婚活をしてみたい方は、このコミュニティ機能から自分と合いそうな方を探していくのもありです。

 

with:自分と合う人を探してくれる性格診断で人気のアプリです。「好みカード」という機能があり、障害者や障害に理解がある人たちを簡単に検索することができます。

 

Omiai(オミアイ):上記の2つよりも年齢層が高いため、真剣な出会いを求めている方に最適なアプリです。障害者の方の会員数も多くあります。

 

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難しい「障害者の結婚」…サポートの充実に期待

いかがでしたでしょうか。知的障害者の結婚について、以下のことがわかりましたのでまとめます。

 

●知的障害者の未婚率は96.7%。しかし、結婚をしたくないわけではなく、結婚願望を持つ人もいる。

●結婚に踏み切るためのハードルが多い。障害について打ち明けること、結婚資金を作れないこと、コミュニケーションをとることが難しい、結婚を相談できる場所が少ないなど。

●障害者用の婚活パーティーや、結婚相談所がある。また、マッチングアプリも障害者用のものも存在する。

 

今後も障害者をサポートするサービスが増え、結婚を考えている人が気軽に誰かと出会う機会をもてるようになることを願うばかりです。

 

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