血液の流れをよくすれば、「未病を治す」ことも可能

血液の流れをよくすると、ほかにもいいことがあります。それは、将来的な病気の予防ができることです。その代表的なものががんです。

未病を治す」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。それはまさにこのことです。「病気になる前に、病気にならないようにしましょう」ということです。

10〜13歳の「激動高齢期」のケアが大事ですが、それより早くはじめてもまったく問題はありません。とてもいいことです。

西洋医学では、病気になっていないのに薬を飲んでもいいことはありませんが、東洋医学は根本から健康的な体をつくるので、老化にともなう不調についても先回りをして防いだり、出てくるのを遅くしたり、出てきたとしてもおだやかにしたりすることができます。

13歳を超えたからといって、遅すぎることはありません。いつはじめてもいい、どんなに早くても早すぎない、遅くても遅すぎない――これは東洋医学の特長のひとつです。

星野 浩子
ほしのどうぶつクリニック 院長
獣医師/特級獣医中医師