ファッションアイテム「メガネ」は妥協しない

洋服はプチプラで楽しむ。でも、メガネはよいものを、と思っています。

メガネ選びは、服選びよりもずっと難しいです。ヨーロッパのブランドが好きで、以前、メルカリかヤフオクで好きなブランドのものをお安く買ったことがあるのですが、かけてみたら全然似合わず、ずーっと机の引き出しにしまいっぱなしになってしまいました。

このとき、メガネは実際にかけてみないとわからないなと思い知らされて、それ以来ネットで買うのはやめ、メガネ屋さんで必ず試着してから買うことにしています。デザインの問題だけでなく、重さなどの使い心地の問題もあるからです。

今かけているメガネは、白内障の手術をすることになって新しいメガネが必要になったとき、博多随一のおしゃれなメガネ屋さんで購入した、ベルギーのブランド「テオ」のものです。フレームの上が透明で、下は黒のラインがはっきりとしているちょっと珍しいデザインで、フレームから耳にかけるツルにかけてラインが上がり、フェイスラインがきゅっと上がって見える効果があるようです。

このメガネをかけて美容室に行ったら、メガネをかけた顔に合うヘアスタイルにしてくれて、今では私のトレードマークになりました。

このフレームは約5万円で、それにレンズがプラスされるので、私にとっては本当に高価でした。でも、目は大事ですし、何もかも安いものにしていたら、自分が自分でなくなっていくような気がします。

このメガネは新型コロナの一律給付金で購入しました。タイミングよくよい使い方ができて、よかったなと思います。

出所:『72歳、好きな服で心が弾む、ひとり暮らし』(KADOKAWA)より抜粋 撮影:林 ひろし
[画像1]下から2番目の「テオ」が運命のメガネ 出所:『72歳、好きな服で心が弾む、ひとり暮らし』(KADOKAWA)より抜粋
撮影:林 ひろし
出所:『72歳、好きな服で心が弾む、ひとり暮らし』(KADOKAWA)より抜粋 撮影:林 ひろし
[画像2]バッジをアクセサリー代わりにすることも出所:『72歳、好きな服で心が弾む、ひとり暮らし』(KADOKAWA)より抜粋
撮影:林 ひろし

気に入ったものは同じものを購入

人からは珍しがられますが、バッグは、ひとつ気に入ったらそればかり使いますし、古くなったら同じバッグを買い直すこともあります。昔、結婚祝いのお返しで友人からもらったザ・コンランショップのバッグがすごく気に入り、使い続けていたら汚くなってしまったので、その後同じものを2回、自分で買い直したこともありました。中身をいちいち入れ替えるのもめんどうですし、なかなか気に入ったバッグに出会えないので、一つを使い込んでしまうのです。

そんなわけで、このジェリー(GERRY)のバッグも、色違いで3つ買いました。

出所:『72歳、好きな服で心が弾む、ひとり暮らし』(KADOKAWA)より抜粋 撮影:林 ひろし
[画像3]お気に入りのバッグは色違いも 出所:『72歳、好きな服で心が弾む、ひとり暮らし』(KADOKAWA)より抜粋
撮影:林 ひろし

最初はムラサキスポーツで黒を見つけて、軽くて使いやすそうだし、お値段も4千円と安かったので購入。使ってみたらとても使い心地がよく、ネットで調べたらカラーがいろいろあったので、白とブルーを買い足しました。最初は黒をよく使っていましたが、今は白の出番が多くなりました。ブルーは、服に合わせておしゃれ用として使っています。

今1番使っているのがこのジェリーの3つで、ほかには、デザインが気に入って昔から持っているコムデギャルソンのバッグと、ZARAの黒のトートバッグ、そして、やはりメルカリで買った、クリードのとても軽い馬革のショルダー。バッグはこれで全部です。

メガネのブランドにはこだわりますが、バッグのブランドにはこだわりません。ブランド名が目立つバッグは、ブランドの宣伝をしているみたいでなんだか気恥ずかしく感じます。