「もっと節約しなければ」と、日々の生活のなかでお金について考えることはありますか? 節約できない原因は、「本当は買わなくてもよいもの」まで購入しているからかもしれません。『買わない暮らし。 片づけ、節約、ムダづかい……シンプルに解決する方法』(大和出版版)著者筆子氏が貯金に回せるお金の使い方について解説します。
無駄なお金のサイクル
シンプルライフを目指して、普段、片付けに励んでいる人でも、知らないうちに無駄な物にお金を使っています。あなたは、こんなことを繰り返していませんか?
家に着られる服がたくさんあるのに、おしゃれで安い服を見つけて買う。
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買ったあと、多少は着る。しかし、すでにたくさん服を持っているので、やがて死蔵品になってしまう。
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着ないのに、「いつか着られるかもしれない」と思って捨てない。その結果、家の中に服がたまる。
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タンスがいっぱいになり、収納ケースを買う。それでは足りなくなり、100円均一ショップで、一見便利そうな収納かごを買って、タンスの中身を整理する。
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一方で、相変わらず、安くてかわいい服を見つけるとほしくなって衝動買い。そのうち収拾がつかなくなり、安くはないお金を払い、片付けセミナーに出席したり、整理収納アドバイザーを家に呼んだりする。
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こうして「捨てること」に開眼。不用品を大量に捨てる。あまりにたくさんあるので、トラックや回収業者にお金を払う。
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いったん片付け体質を身につけるも、これまでの買い物習慣がなかなか抜けず、「買っては捨てる、買っては捨てる」を繰り返す。
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家計が苦しくなり、パートに出る。「パートに行くんだし、きちんとした服を着ないとね」などと思い、また服を買う。
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最初に戻る。
これは極端な例ですが、次々と買う生活が普通になっていると、何をするにも、「まずは、あれとこれを買わなきゃね」と、新しい物を買うことを思いついてしまうのです。
筆子
ブロガー