NTT東⽇本も農業⽤ドローンに参⼊
農業⽤ドローン市場の拡⼤に注視していた東⽇本電信電話株式会社(NTT東⽇本)は、オプティムの実績を踏まえ、WorldLink & Companyと3社でドローン分野における新会社、株式会社NTT e-Drone Technology(e-Drone)を2021年に設⽴しました(資本⾦4.9億円)。
誰でも簡単にドローンの活⽤ができるように、農業⽤ドローン『AC101』の機体は軽トラや軽バンに積込可能で、⼥性⼀⼈でも運搬可能なペイロード4kg〜8kgの中型機から提供していくこととし、徹底した軽量化と電⼒消費効率重視の制御技術による⻑時間フライトを実現しました。
e-Droneの最新型ドローン『AC101 connect』は散布幅5m、バッテリー1本で最⼤2.5ha散布できる性能にアップデートされています。GNSS(⾼度なGPS)やネットワークRTKと呼ばれる⾼精度な位置情報システムを搭載して、ルートをより正確に⾶⾏できるようになっています。
同社は「政府が推進する環境負荷の低減を図りながら、持続可能な農⼭漁村の創造やサプライチェーン全体を貫く基盤技術確⽴と連携(⼈材育成、未来技術投資)等をめざす『みどりの⾷料システム戦略』への貢献をめざす」としています。
⽥んぼに雑草抑制と遠隔監視ロボット活⽤
低速スマートモビリティや⼩児患者型ロボットを開発するテムザック社は、農業にロボットを活⽤することで、重労働を減らし、効率を⾼めるスマート稲作改⾰『WORKROID農業』を進めています。
⾒た⽬の可愛らしさでも話題になった『雷⿃1号』(プロトタイプ)は⽔⽥で雑草抑制と遠隔監視を行うロボットです。
『雷⿃1号』α版は⾃律航⾏型で、⽔を攪拌して泥を巻き上げることで光合成を妨ぎ、雑草の⽣育を抑える機能を備えています。
前進→右旋回→前進→左旋回等をランダムに⾏うようプログラミングが可能で、複数台を同時に稼働することで効率的に隅々まで撹拌できます。β版では、離れた場所からカメラ映像をみて遠隔操作し、⽔⽥の様⼦を確認できます。
テムザックは農業経験のない⼈でも取り組める省⼒化農業をめざし、農業ワークロイド(雷⿃シリーズ)、ドローン、⽔管理システムなどを最⼤限活⽤し、⽶粉⽤の⽔稲直播栽培等を実施していく考えです。