保護者が知っておくべき「医学部受験のいま」
受験生が定員の数を下回る「大学全入時代」が訪れようとしています。大学にこだわらなければ、誰でも合格できるということです。背景には少子化と大学の増加があります。しかし医学部は別で、近年、競争は激化しています。
医学部人気を映し、特に私立大学医学部の偏差値はこの30年で非常に高くなりました。かつては偏差値40台の大学も存在しましたが、現在は全大学が基本的に偏差値62.5以上で、最上位は72.5まで上がっています。この偏差値は東大・京大の医学部以外の主な理系学部とほぼ同水準です。国公立・私立を問わず、医学部は極めて狭き門となっているのです。
その一方で、30年前の受験生、つまりいまの受験生の保護者世代には、古い認識のままの方が珍しくありません。国公立大の医学部は難関だけれど、一部の私大医学部は容易に合格できるはず、という誤解です。その結果、一生懸命に勉強している子どもに対して、不用意な言葉を発し、本人のやる気を削いだり、傷つけたりするケースが少なくないのです。
そのため当塾では、入塾前の説明会で必ず生徒と保護者の3者面談を行います。保護者に医学部受験の現状を正しく理解してもらうためです。生徒本人のやる気と努力はもちろんですが、保護者の理解、応援なくして医学部受験の合格は勝ち取ることは難しいからです。
「偏差値40からの医学部合格」を実現する“3つの強み”
京都医塾の強みは、大きく3つあります。入塾時から行う分析力。そして生徒1人ひとりに適した年間カリキュラムの組成。さらにそのカリキュラムを実行させる推進力です。
<①合格までの道筋を見つける「分析力」>
第一の分析力については、まず入塾前の面談で生徒の能力や性格、これまでの勉強方法などをヒアリングするほか、独自テストを実施します。このテストは選抜試験ではありません。詳しくは後述しますが、ここでは「絶対基礎」の力を見ます。その上で、生徒1人ひとりに最適な教材、先生、チームをつくります。
一般の大手予備校の医学部コースは、選別テストの結果に基づきクラスを編成し、1クラスの人数も数十人と多いです。授業内容もあらかじめ用意されたものを当てはめます。
また、医学部専門予備校でも、少人数制のレベル別授業をうたっていますが、模試の偏差値で10人ずつ3クラスなどに分けます。この問題点は、全科目で同レベルの授業が行われることです。たとえば偏差値50でBクラスに入ったとしても、本人は英語と生物は得意で、数学と化学は苦手というように科目の得意・不得意があります。しかし、Bクラスで同じレベルの授業内容になるので、得意な科目は物足りず、苦手科目は難しすぎる。結果、すべての科目が伸びなくなるのです。
京都医塾では、約70人の生徒に対して10クラスほどあり、それも科目別にレベルを分けています。英語・数学・生物(または物理)・化学の4科目すべてについて、別々に最適のクラスに入れます。
実際、他の予備校の指導内容が合わず、京都医塾に入塾する生徒が数多くいます。高校時代を含めると5~7校を経験している生徒も珍しくありません。
<②究極の「個別学習プログラム」による“フルオーダーメイド”カリキュラム>
2つ目の強みはカリキュラムです。京都医塾には、校舎から徒歩5分のところに、寮母が常駐している専用学寮(完全個室)があり、高卒生のほとんどがそこで生活しています。生徒の約3割は関西出身で、ほかは北海道から沖縄まで全国から集まっています。
生徒は全員、朝6時の起床から就寝の24時まで、15分単位のスケジュールシートに沿って行動します。授業、授業以外の学習時間、生活時間など、最高の効率が得られるように1人ひとりに適した「フルオーダーメイド」でカリキュラムを組んでいます。授業は科目のバランスのほか、個人授業と集団授業を組み合わせるハイブリッド方式をとっています。
生徒1人ひとりに専用の勉強部屋が塾校舎内に用意されているのも特徴です。朝8時から帰宅する22時まで、365日自由に使えます。個人授業も勉強部屋で行います。
スケジュールシートは年間を通じて、適宜組み替えを行い、常に生徒1人ひとりの状態に合わせ最適化を図っています。「オーダーメイド」をうたっている予備校は少なくありませんが、その内容、質はまったく別次元のものだと自負しています。
<③生徒1人につき「講師13人」がチームとなって徹底指導>
そうしたきめ細やかな「フルオーダーメイド」を可能にしているのが、強みの3番目となる「実行させる力」です。当塾はスタッフ陣が充実。校舎に常駐する社員講師・スタッフは70名。したがって授業のコマの移動、変更が柔軟に行えます。一般の予備校は非常勤講師が主体のため、臨機応変な対応ができません。ちなみに当塾の専任講師の約7割は京大卒で、医学部出身もいます。
カリキュラムを遂行するために、病院におけるチーム医療と同じような、チーム教育を行っています。生徒1人に対して、13人の授業担当講師、そこに、3人の社員の担任、カウンセラー、公認心理士、整体師、管理栄養士らが加わって、学習だけでなく心身のサポートも行います。
生徒1人ひとりにカルテがあり、先生をはじめチームスタッフが毎日、気づいたことなどを書き込み、情報共有しています。チームスタッフではない受付や寮母さんらもさまざまな角度からサポート。狭義では13人のチームですが、広義では京都医塾の全スタッフがチームとなり、学習以外の生活全般を含めた全人的なサポートをしています。
医学部合格のための「確実な早道」とは?
前述したように、入塾時の分析で最も重要なのが「絶対基礎」の力を見ることです。絶対基礎というのは当塾のオリジナルの言葉ですが、大まかにいうと、中学の学習内容と高校内容の基本が理解できていることを指します。
生徒の真の能力は偏差値だけではわかりません。実際、偏差値50でも、絶対基礎ができている生徒と、できていない生徒がいます。後者は中学の内容にいろいろ穴があります。逆に、偏差値35でも絶対基礎が固まっている生徒もいるのです。絶対基礎を固めず、中学レベルに穴があるまま、いくら高校の勉強をしても本当の実力はつきません。ですから当塾では入塾時に絶対基礎の力を分析し、できていない生徒はそこをまず徹底的に教育します。
医学部入試は難化していますが、絶対基礎を完璧にするだけで4割は解けます。ただし、合格ラインは7割の得点が必要ですから、残り3割分を上積みする必要があり、そのための勉強法、試験での超難問(いわゆる捨て問題)を見極め、仕分ける力を身に付けます。これを実践することが、医学部合格の確実な早道だと私たちは生徒に伝えています。
実際、京都医塾の2022年度の合格者の中にも、偏差値30台から1年で合格を果たした生徒が複数います。22年度の当塾全体の合格率は1次合格78%、最終合格68%となっています。入塾3年以内の最終合格率は8割超です。
「非課税の教育資金贈与」で入塾する非医師家庭の子も
当塾の学費は、生徒1人ひとりのフルオーダーメイドのため料金が異なりますが、標準で年間551万円です。それ以下もありますし、過去には1,200万円超もありました。
京都医塾の生徒の親は、医師が約7割(開業医6割、勤務医1割)を占めます。残りの約15%は企業経営者で、ほかはさまざまです。両親は医師ではないが、祖父母が医師家系などで、祖父母の援助を受けている生徒も多くいます。祖父母や親から、30歳未満の子や孫へ「教育資金」を非課税で贈与できる国の特別制度もあります(非課税限度額は最高1,500万円)。近年、私大医学部の学費は下がる傾向にあり、医師家庭だけではなく、幅広い層で医学部受験が増えています。
医学部専門予備校 京都医塾
圧倒的合格率で「偏差値40からの医学部受験合格」へ導く医学部専門予備校。京大出身の社員講師を中心に全国に校舎を増やさず、京都にしかない独自の教育サービスを展開。
医学部の受験競争が激化し、合格には偏差値65以上が必要と言われるなか、入塾選抜テストを行わず、偏差値40台から受験勉強をスタートした生徒を毎年合格させている。