社会人にとって休日は貴重です。しかし、仕事の疲れから行動する気になれず、何となくだらだらと過ごしてしまう人は多いのではないでしょうか。
本記事では、有意義な休日を過ごすためのポイントや、属性別・目的別におすすめの休日の過ごし方などを紹介しています。
是非最後までお読みいただき、自分に合いそうな休日の過ごし方を模索しましょう。
1. 休日の過ごし方がわからない人は意外と多い
せっかくの休みを有意義に過ごしたいと思いながらも、どう過ごしてよいかわからない人は多くいます。
休日にどうしていいか迷ってしまうのは、なぜでしょうか。また、どのような特徴を持つ人が、そうなりやすいのでしょうか。
1.1. 休日は文字通り「休む日」になりがち
男女ともに独身の社会人は、休日を休息に充ててしまう傾向があります。というのも、仕事によって精神的にも肉体的にも疲れている状態にあり、「何かをしよう」という気持ちが湧きにくいからです。
家族がいれば、疲れていても家族が誘因となって何かしらの行動を起こそうとするかもしれません。しかし、1人ならば行動を起こす外的なきっかけが少なくなるため、何も計画していなければ行動するのが億劫になり、休日は「何もしない日」になりやすい傾向にあります。
結果として、時間があってもテレビを見たりスマートフォンを見たりするような、精神的・肉体的に負荷の少ないことをしながら、だらだらと過ごしてしまいがちです。
1.2. 休日の過ごし方に悩む人の特徴2つ
休日の自由時間の使い方に悩む人には、以下の特徴があります。
- 無趣味である
- 休日も仕事のことを考えている
■無趣味である
趣味があれば、自由時間を優先的に趣味に充てるでしょう。逆に無趣味であれば、時間があっても優先的に使いたいことがないため、時間を何に使えばよいのか迷ってしまいます。
思考や決断は、人間にとってストレスです。「何をしようか考えて決める」ということ自体に疲れてしまうかもしれません。そして、考えることをやめてしまい、「何もしない」という選択をしている可能性があります。
■休日も仕事のことを考えている
休日も仕事のことを考えてしまう人も、自由時間の過ごし方に迷うでしょう。なぜなら、仕事の心配ごとが常に頭にある状態では、何かを全力で楽しんだり熱中したりすることが難しくなるからです。そして、心身ともにリラックスするのも難しいと考えられます。
1.3.【ランキング】社会人が答える後悔する休日の過ごし方
株式会社Biz Hitsが2022年に社会人の独身男女497名に行った調査において、「後悔してしまう休日の過ごし方」のランキングは以下の通りです。
■「後悔してしまう休日の過ごし方」ランキング
- 寝すぎる(253人)
- 動画・テレビばかり観ている(59人)
- ダラダラ過ごす(51人)
- ネット・スマホばかり見ている(44人)
- 外出しない(34人)
- SNSばかり見ている(21人)
- やりたかったことができない(21人)
圧倒的な1位は、2位に4倍以上の差をつけて「寝すぎる」でした。ランキングに挙げられていることは、自分1人で室内で行う静的な行動が多く見られます。また、明確な目的がなく何となく見るような「受動的なメディア」に時間を使ったことを後悔している人が多いようです。
「寝すぎる」ことへの後悔には、次のような声があります。
- 昼ごろに起きると後悔する。「午前中の数時間でもできることがあったのに、時間を無駄にしてしまった」と思うので(29歳・女性)
- 昼近くまで寝て過ごすと、もったいないと思う。また夜いつもの時間に眠れず、生活リズムが乱れてしまうので後悔する(36歳・男性)
- 10時近くまで寝てしまうと後悔する。出掛けようと思っていたのにお昼前近くになってしまうので、出掛ける気力が削がれてしまうから(41歳・男性)
寝すぎは、「何かできたはずの時間を失ってしまった」と後悔する人が多いようです。休日に睡眠負債を解消することは大切ですが、必要以上に睡眠をとることはもったいない行動かもしれません。
1.4. コロナ禍によって休日の過ごし方は制限された
新型コロナウイルスの感染拡大により、私たちの生活様式は大きく変わりました。記事を読んでいる皆様のなかにも、外出する機会や人と接触する機会、運動量が減った方は多いのではないでしょうか。
株式会社ジェイアール東海エージェンシーの2020年のビジネスパーソンを対象とした調査によると、コロナ禍を経て、以前に比べて休日に「家や近所で過ごす時間が増えた」と回答した人は58.3%です。
同調査によると、家で過ごす時間の内訳としては、テレビ(34.9%)やインターネット(33.5%)、動画鑑賞(28.6%)の割合が高くなっています。この結果は「後悔してしまう休日の過ごし方」で上位だった項目と重複するのです。
コロナ禍により行動に制限がかかり、家で過ごす時間が増加した一方で、その時間をどう使えばいいかわからなくなった人が増えたと推察されます。
2. 休日の過ごし方が重要である理由とは?
勤務日に忙しく働いている人ほど、精神と肉体の両方を癒やすために休日の過ごし方が重要です。そして、驚かれるかもしれませんが、休日は「何もしない」よりも「何かをする」ほうが疲れが癒えるといわれています。
休日に「何もしない」ことの危険性は、以下の通りです。
- 体内時計が狂って、睡眠の質にも悪影響が出やすい
- 体が疲れていなければ、自律神経が乱れて睡眠時の体内の修復作業がうまくいかない
陽光を浴びることや運動、動的な行動は、不安を和らげたりストレス耐性を上げたりするセロトニンの分泌に役立つものです。セロトニンが十分に分泌されれば、セロトニンと作用し合うメラトニンも十分に分泌され、良質な睡眠をとりやすくなります。
株式会社メディプラス研究所の調査によると、ストレスの高い人は休日を家で動画視聴などの静的な作業をして過ごすことが多く、ストレスの低い人は買い物や旅行などの動的な行動をして過ごしていることがわかっています。
この結果からも、「何かをする」ことで精神や体内時計が整いやすくなり、良質な睡眠により体内の修復作業がきちんと行われ、「何もしない」よりも疲れが癒えやすいといえます。
3. 企業面接でも休日の過ごし方は重要視される!
採用活動の場において、休日の過ごし方について質問されることがあります。なぜこのような質問をするかというと、企業は自社で長く働いてくれる人材を採用したいからです。そのため、休日にきちんと疲れをとったり、ストレスを発散したりというようなセルフマネジメントができているかの確認として、このような質問がされていると考えられます。
また、休日の過ごし方というような雑談寄りの話題から、応募者のコミュニケーション能力や人柄、社風に合うかどうかをチェックしていることもあるでしょう。
面接において必ず聞かれる項目ではありませんが、休日を充実させておけば、このような話題がでてもスムーズに回答できます。
4. よい休日の過ごし方を見つける方法
ここまでご覧になって、「休日に何かをしたほうがいいのはわかったけれど、何をしたらいいのかわからなくて困っている」と思ったかもしれません。
では、そのような悩みを抱えている人が、充実した休日の過ごし方を見つけるにはどうすればよいのでしょうか。
4.1. 早起きをする
休みの日は、ついつい寝すぎてしまいがちです。しかし、体内時計・生活リズムを狂わせないためにも早起きをしましょう。遅くとも、勤務日と同じ時間に起床することをおすすめします。
朝日を浴びると、セロトニンの活動を高めたり、体内時計をリセットしたりすることが可能です。加えて、早く起きれば、それだけ自由時間が増えます。
時間があれば、「何かやってみよう」という気持ちになりやすいものです。
4.2. やりたいこと・興味があることをすべて書き出す
休日をだらだら過ごしてしまうのは「何をしたい」のかわからないからです。ならば、自分のやりたいことや興味があることを書き出してリスト化しておきましょう。
「何がしたいのかわからない」と思っていても、いざ紙に書き出して自分を客観視すれば、自分の興味と向き合うことで見えてくるものがあるはずです。
やりたいことや興味があることを見つけるうえで大事なのは、自己理解を深めることです。実現可能性や固定観念に囚われずに、素直な気持ちで自分と向き合いましょう。
4.3. 昔の趣味・これまでの経験を思い出す
かつて夢中になった趣味やこれまでの経験を思い出し、また自分がやってみたいと関心を抱くものがないか考えてみるのもよい方法です。
学生時代の部活や趣味、習い事、参加した行事、楽しかった経験、夢中になっていたことや憧れたこと、気になっていたことなどを思い出してみましょう。
当時は嫌々やっていたことでも、大人になってからやってみると、案外気軽に楽しめるかもしれません。
人によって記憶していることに差があるものですから、家族や友人と思い出話をして、自分が何を楽しそうにやっていたか聞いてみるのもよいでしょう。
4.4. 家族・友人など周囲の人にリサーチする
自分で考えつくことには、限りがあるものです。そんなときは、家族や友人といった周囲の人の趣味などについて話を聞いてみましょう。
実際にその人がやっている趣味などの具体的な話を聞くことで、自分に合っているかどうかがイメージしやすく、どう始めればよいのかも把握しやすいものです。
もし同じ趣味を共有できれば、その人との仲をより深いものにできるかもしれません。
5.【状況別】おすすめの休日の過ごし方を紹介
ここからは、休日の過ごし方の例を紹介します。紹介するもののなかで関心を抱くものがあれば、ぜひチャレンジしてみましょう。
5.1. 女性1人におすすめの「休日の過ごし方3選」
まずは、女性が1人でもできる、おすすめの休日の過ごし方3選を紹介します。
- 凝った料理に挑戦する:健康的で経済的
- ヨガに通う:スタイルの維持・改善や疲れにくい体づくり
- 読書する:まとめて読み進めることで理解が捗る
5.1.1. 少し凝った「料理」に挑戦してみる
1人暮らしをしていると、食事は簡単なものになったり外食や中食で済ませたりしがちです。休日は勤務日よりも、自由になる時間がありますから、少し凝った料理に挑戦してみるのはいかがでしょうか。
手作りの料理は、中食や外食と比べて添加物などが少なく健康的です。また、自炊は外食や中食を利用するよりも経済的でもあります。料理は、実益もある趣味です。
今は、ウェブサイトや動画サイトからレシピを取得しやすく、おかずの素などの便利な商品も発売されていますので、それらを上手く活用しましょう。
休日に料理を作ってストックしておけば、勤務日の食事作りの負担が軽減されます。
5.1.2. 心も体も整える「ヨガ」に通う
運動不足の方は、ヨガに通うのもよいでしょう。
ヨガは全身を動かして体のコリをほぐし、呼吸を深めながら動くため、体脂肪が消費されやすくなります。また、各部位に効果的なポーズをとって筋肉を刺激するため、体を引き締めることも可能です。つまり、ヨガはスタイルの維持・改善や疲れにくい体づくりにうってつけです。
ヨガには、瞑想や呼吸法、マインドフルネスなどを取り入れているものも一般的です。それらを組み合わせたヨガは、脳を休ませてリフレッシュさせたり抑うつ気分を改善したり、自律神経のバランスを整えるような効果も期待できます。
5.1.3. 時間をかけてゆっくり「本」を読む
まとまった時間でしか読むことができない書籍を読むのもよいでしょう。
書籍は、話の流れが頭に残っているうちに読み進めたほうが理解がしやすいものです。特に、小説はその傾向が強いのではないでしょうか。ですから、通勤時間などの隙間時間で少しずつ書籍を読み進めるのもよいですが、休日に時間があれば、ゆっくりと時間をかけて書籍を読んでみるとよいでしょう。
運動がてら近くの図書館まで足を運び、図書館のおすすめの書籍や人気の書籍を借りてみてもよいかもしれません。
5.2. 男性1人におすすめの「休日の過ごし方3選」
続いて、男性が1人でもできる、おすすめの休日の過ごし方3選です。
- 温泉・銭湯に行く:疲労回復・リラックス効果
- ジムに行く:痩身・ホルモン分泌によるやる気やストレス耐性の向上
- 趣味に没頭する:ストレス解消・気分転換
5.2.1. 仕事の疲れを癒やす「温泉」「銭湯」に行く
温泉や銭湯に行くことは、日々の疲れを癒やし、リフレッシュするのによい方法です。入浴には、温熱効果・水圧効果・浮力効果があります。加えて、温泉や銭湯という非日常な空間で入浴を楽しむことは気分転換になるでしょう。
■温熱効果
体が温まることで血管が拡張し、新陳代謝が上がります。血液循環がよくなり、疲労物質である乳酸などの老廃物が洗い流され、疲労回復が期待できます。37度から40度のぬるいお湯に浸かれば副交感神経を優位にできるため、リラックスできるでしょう。
■水圧効果
水圧がかかり、全身が刺激され、ソフトなマッサージ効果を得られます。血液やリンパ液の循環が活発化されます。
■浮力効果
浮力により、関節や筋肉にかかっていた負担が小さくなることで、体をリラックスさせることが可能です。筋肉が弛緩すると、脳波が「α波」という状態になり、体だけでなく脳もリラックスした状態になりやすいのです。
温泉なら泉質によっては上記以外の効能も得られますし、施設によって食事がとれたり漫画喫茶などの娯楽が楽しめたりします。近場で自分に合った施設を探してみてはいかがでしょうか。
5.2.2.「ジム」で運動不足を解消する&筋力をつける
1人でだらだら過ごしていると、体も緩んでしまいがちです。そんなときは、ジムに通って体を鍛えるのはいかがでしょうか。
運動や筋力トレーニングは、成長ホルモンや男性ホルモンであるテストステロン、幸福ホルモンと呼ばれるセロトニン、幸福物質と呼ばれるドーパミンなどの分泌に繋がります。運動は、体脂肪を燃焼させるだけではなく、やる気や意欲を向上させたり、ストレス耐性を上げたりすることも可能です。
5.2.3. 好きなことをしてリフレッシュ「趣味」に時間を使う
趣味があれば、それに没頭することで休日を楽しく過ごせます。また、趣味を楽しむことは、ストレス解消や気分転換になるものです。
「もっとやりたい」「早くやりたい」と思うような楽しみがあれば、人はポジティブになれます。加えて、趣味に没頭しているときは、他のことを考えずにすみますので、嫌なことがあってもそれを忘れて趣味を楽しむことが可能です。趣味を終えたあとは、充足感を得ることもできます。
もし趣味がないという方は、「4.よい休日の過ごし方を見つける方法」で紹介したアプローチで趣味を探してみましょう。
5.3. 家族と過ごす人におすすめの「休日の過ごし方3選」
子どものいる家庭が休日を過ごすのに、おすすめの方法は以下のとおりです。
- ピクニック:低コストで実行できる・自然を感じられる
- ものづくり:製作の難しさを学べる・創造力や芸術力を磨ける
- ゲーム:年代を問わず楽しみやすい・勝敗で盛り上がる
5.3.1. 自然のなかで食べるお弁当は最高!「ピクニック」に行く
家族で休日を楽しむなら、大きな公園までピクニックに行ってみてはいかがでしょうか。必要なコストは、移動にかかる費用とお弁当代だけという場合が多いので、経済的です。
公園であれば、お子様がはしゃいでも周囲の迷惑になりにくいですし、外出すること自体が気分転換になります。自然を感じられるのも、ピクニックの利点です。
公園によって季節の植物が植えられていたり、遊具やフリースペースが設置されたりしていますので、自然を観賞したり活動スペースで遊んだりしてもよいでしょう。
5.3.2. 家族みんなで「ものづくり」に挑戦する
何かを一緒につくるという体験は、かけがえのないものです。家族でものづくりに挑戦するのはいかがしょうか。
身近なところでは、料理や折り紙、粘土細工などがあります。キットを活用してもよいでしょう。ものづくりは、つくることの難しさを学べるだけでなく、お子様の創造力や芸術力を磨くことに繋がります。
陶芸教室やそば打ちの教室、ものづくりのイベントなどに参加してみるのも、よいかもしれません。
5.3.3. 全員参加の「ゲーム」をして盛り上がる
複数人でできるコンピューターゲームやボードゲームなどに興じるのもよいでしょう。ゲームは、年代を問わず遊べるものも多く、大人と子供でも楽しめるのではないでしょうか。
勝つために知略を巡らせたり、勝敗で盛り上がったりするのは楽しいものです。ゲームのコツなどを話題にして、コミュニケーションを深めやすいでしょう。
5.4. カップル・夫婦におすすめの「休日の過ごし方3選」
カップルや夫婦、2人で休日に過ごすなら、次の方法はいかがでしょうか。
- 日帰り温泉旅行:気軽に実行しやすい・疲労回復・リフレッシュ効果
- 協力して料理:一緒につくることで達成感を共有
- 豪華な食事:特別感や充実感がある
5.4.1. 少し遠出して「日帰り温泉旅行」に行く
少し遠出をして、癒やしの温泉に日帰りで旅行に行くのもおすすめの休日の過ごし方です。日帰り旅行なら、少ない荷物で費用を抑えた旅ができるので、気軽にトライできるのではないでしょうか。
前述したように、温泉には疲労回復やリフレッシュの効果があります。お互いに体を休めつつ心地のよい時間を過ごせるでしょう。
5.4.2. パートナーと協力して「料理」をする
家でゆっくり過ごしたいけれど、休日を充実させたいときには、パートナーと協力して料理をしてみることをおすすめします。
料理を通して、パートナーと一緒の時間を共有して仲を深めることができるだけでなく、料理の手間や大変さがわかり、料理をしてくれる人への感謝をもつことになるでしょう。
一緒に作ったという達成感やそれを分かち合うことも、絆を深める一助となります。
5.4.3. いつもよりリッチな「外食・ディナー」に行く
優雅に休日を過ごすなら、少し背伸びをしたお店で外食を楽しむのもよいでしょう。ちょっとした贅沢は、心に潤いをもたらします。
誰しも、ロケーションの素敵なお店で工夫を凝らしたランチやディナーを食べれば、ロマンティックな気分になり特別感や充実感を得られるのではないでしょうか。
非日常の経験は記憶に残りやすいものですから、2人の特別な記憶として残るでしょう。
5.5. 友人と過ごすときにおすすめの「休日の過ごし方3選」
友人と過ごすなら、下記のような休日の過ごし方はいかがでしょうか。
- ホームパーティー:外食よりも安価・リラックスできて自由度が高い
- グルメツアー:リアルタイムで料理の美味しさを分かち合える
- カラオケ:大きな声を出してストレス発散
5.5.1. みんなでわいわい「ホームパーティー」を開く
友人と賑やかな時間を過ごしたいなら、ホームパーティーを開くのがおすすめです。外食よりも費用を抑えることができ、料理を一緒につくるのであれば、共同作業の楽しさも味わえます。
プライベート空間でのパーティーならリラックスしやすく、映画を見たりゲームをしたり自由度の高い時間を過ごすことができるでしょう。
5.5.2. 美味しいもので幸せ「グルメツアー」に参加する
気心の知れた友人と、食道楽をするのもおすすめです。
食べることが好きだったり、行きたいお店があったりするのであれば、それを共有できる友達とグルメツアーに出かけましょう。さまざまな料理の美味しさを、リアルタイムで分かち合えるのは楽しいものです。
5.5.3. 気心が知れた友人と「カラオケ」で盛り上がる
定番ですが、友人とカラオケで盛り上がるのはどうでしょうか。日ごろのストレスを、大きな声を出して騒ぐことで発散させましょう。
気心の知れた友人であれば、選曲などに気を使うこともありません。気兼ねなく楽しい時間を過ごせるでしょう。
6.【目的別】おすすめの休日の過ごし方を紹介
休日の過ごし方は、大別するとアウトドアとインドアに分かれます。また、自己研鑽に励むこともあるでしょう。それぞれのタイプについて、おすすめの過ごし方を紹介します。
6.1. アウトドアな人におすすめの「休日の過ごし方3選」
外出して楽しむことが好きな人におすすめの休日の過ごし方は、以下のとおりです。
- スポーツ観戦:臨場感や一体感があり、見ていて快感でわくわくする
- ドライブ:プライベート空間でリラックスして楽しむことができる
- 山や海に行く:リラックス効果・ストレス緩和
6.1.1. 気分が高まる!「スポーツ観戦」に行く
自分がスポーツをしなくても、他人がスポーツをしているのを見るのも楽しいものです。
脳はミラーニューロンの働きにより、他者の行動を目にすると、あたかも自分がそれを行っているかのような快感を得ます。また、スポーツは観戦しているだけでもテストステロンの分泌が増えるという研究結果があり、わくわくしてしまうものなのです。
できれば、実際に会場に足を運ぶことをおすすめします。臨場感が格段に違い、より観戦する快感やわくわく感、同じチームや選手を応援する周囲の人達との一体感を得られるでしょう。
6.1.2. 景色の変化が楽しい「ドライブ」に出かける
車の運転ができる人や運転が好きな人には、ドライブもおすすめです。車内というプライベート空間で、リラックスしながら自由な走りを満喫できることは気分転換になります。
見知らぬ土地へ車を走らせれば、景色の目新しさや変化を楽しむことも可能です。
6.1.3.「山」や「海」に行き自然に癒やされる
山や海へ赴き、自然に癒やされるのもよいでしょう。自然のなかにいると、副交感神経が高まってリラックスできたり、ストレスホルモンのコルチゾールが減少し、精神的な疲れを和らげたりしてくれます。
山や海に行くときには、天候に注意が必要です。天気が悪ければ、無理をしないようにしましょう。
6.2. インドアな人におすすめの「休日の過ごし方3選」
室内で過ごすことが好きな人なら、以下のように休日を過ごしてみてはいかがでしょうか。
- 徹底的な掃除:気分転換・住居が安らげる空間になる
- 映画やドラマ観賞:手軽かつ安価に様々な作品を楽しむことができる
- ネットショッピング:見ているだけでも楽しい
6.2.1. 気分転換にもなる「掃除」を徹底的にする
何も予定がない日は、徹底的に掃除をしてみてはいかがでしょうか。
散らかったり汚れていたりする状態の住居は落ち着いたりくつろいだりすることが難しく、その状態を見る度に「掃除をしなければならない」と考えてしまいストレスを感じるものです。反対に、掃除をすれば気分転換になるだけではなく、住居が心地よい空間になります。
掃除は運動になるため、体を動かすことで分泌されるセロトニンが、心を落ち着かせてくれるメリットもあります。
6.2.2. まったり好きな映画やドラマを観る
映画やドラマを観ることは、手軽に楽しめる趣味です。DVDなどを購入しなくても、レンタルショップで作品をレンタルしたり、動画配信サービスを利用したりすれば、手軽かつ安価にさまざまな作品を楽しむことができます。
特に動画配信サービスを利用すれば、外出する必要もなく映画やドラマを楽しめるので、体を休めつつ充実した時間を過ごせます。
6.2.3. 見ているだけでも楽しい「ネットショッピング」をする
外出しなくても、大抵のものがネットで購入できる時代です。家でゆっくり過ごしたいけれど買い物を楽しみたいときは、ネット通販サイトを活用しましょう。
実店舗と同様に、商品を購入しなくてもウィンドウショッピングをしているだけでも楽しいものです。特別な商品との運命的な出会いがあるかもしれません。
6.3. スキルアップしたい人におすすめの「休日の過ごし方3選」
休日に自己研鑽をしたい人には、以下のことをおすすめします。
- 資格勉強:資格の取得により資格手当が貰えたり、昇進に有利になったりする
- セミナーに参加する:仕事の質があがる・人脈が広がる
- 体のメンテナンス:パフォーマンスを維持できる
6.3.1. 将来に役立つ「資格」の勉強をする
学び続けるということは、社会人にとっても大事なことです。将来的なキャリアアップを望むなら、今後を見据えた資格について勉強をしてみてはいかがでしょうか。
資格として人気なのは、簿記・宅建士・TOEICなどです。企業によっては、資格の取得により資格手当がもらえたり、昇進に有利になったりします。また、自社内でキャリアアップを目指すのではなく、取得した資格を活かして転職するという道もあります。
6.3.2.「セミナー」に参加して知識をつける
ビジネススキルなどを学ぶセミナーに参加するのもおすすめです。セミナーで得た知識やスキルを仕事に落とし込むことができれば、仕事の質があがり、キャリアアップにも繋がるでしょう。
社会人向けのセミナーには交流会があることも多いものです。人脈を広げたり、似た考えを持つ仲間と出会えたりすることもあるでしょう。
6.3.3. 体調管理に目を向けて「体のメンテナンス」をする
体のメンテナンスをすることもおすすめします。仕事の内容によって、体の一部に負担がかかっていることがよくあります。たとえば、デスクワークの方は肩こりや腰痛になりやすいものです。
体に不調があると、仕事のパフォーマンスが下がるものです。仕事でパフォーマンスを十分に発揮したいのであれば、ストレッチやヨガを行ったり、整体に行ったりすることで定期的に体をメンテナンスしましょう。
7. 後悔しない休日を過ごすためのポイントと注意点
休日が終わって「こんなはずじゃなかったのに……」と後悔しないためには、どのようなことに注意すればよいのでしょうか。
7.1. 人と自分を比較しない
休日を楽しむためには、自分と他人とを比べないことが大切です。
無意識に自分と他人を比較してしまうのは、人の本能ともいえるものです。しかし、多くの人は比較をすると、自分より優れた人と自分を比べてしまい、自分の欠点に目が行き、落ち込んでしまいます。比較ばかりしていては、自身を不幸にしてしまいかねません。
「自分にとって、休日が充実したものだったか」が重要です。
7.2. 楽しく過ごせたら趣味として継続する
没頭したり、疲れを感じないほど楽しめたりしたことがあれば、恐らくそれは貴方に適した休日の過ごし方です。その日限りにしてしまわず、趣味として継続してみましょう。
冒頭にお伝えしたように、趣味があれば、自由時間を優先的に趣味に充てるようになります。没頭したことや楽しかったことを趣味にまで昇華できれば、休日は何をするか迷うことはなくなるでしょう。
7.3. やりたいことや予定を決めておく
事前にやりたいことや予定を決めておくと、「何もしない」ということを回避しやすくなります。
予定がないと、だらだらと時間を浪費してしまいがちです。もし、有意義な休日を過ごしたいなら、前もって予定を決め、自分で自分が行動を起こせるようにマネジメントしてみましょう。
7.4. 休日前日の過ごし方を見直す
休みの前日は、深酒をしたり夜更かしをしたりする人もいるでしょう。しかし、二日酔いや寝不足になれば、寝すぎたり行動するのが億劫になったりして貴重な休日を無駄に過ごすことになりかねません。
満ち足りた休日を過ごしたいなら、前日の過ごし方も重要です。飲酒を軽めにしたり早寝をしたりするなど、翌日を見据えた行動をするように心がけましょう。
7.5. 休息と活動のバランスを取る
疲労を回復するには、「パッシブレスト(消極的休養)」と「アクティブレスト(積極的休養)」の双方が必要だとされています。理想的なのは、日中は体を動かして疲労物質の排出を促し、そのあとは安静に過ごして、休息をとることです。休息と活動をバランスよくとりいれた休日を過ごしましょう。
■パッシブレスト
睡眠や瞑想、動画を観るといった体と頭を安静な状態にしてゆっくりと休ませる疲労回復法です。
■アクティブレスト
運動やヨガ、半身浴といった積極的に体を動かして血流をよくし、疲労物質を排出する疲労回復法です。
まとめ
仕事で疲れていると、なかなか休日に「何かをしよう」という気持ちになりません。ついつい、休日は寝すぎたり動画を見たりして、これといって何もせずにだらだらと過ごしてしまい、後悔してしまいがちです。
充実した休日にしたいのなら、自分に合った趣味を持ち、それに興じるとよいでしょう。また、趣味がなくても「やりたいこと」や「興味のあること」に挑戦すれば、休日が今よりも充実したものになるのではないでしょうか。