DMMビットコインの使い方を、口座開設の方法から注文方法までをわかりやすく解説します。本記事を読めば、初心者が簡単に仮想通貨を購入できる方法も、経験者がDMMビットコインの多彩な注文方法を使いこなす方法もわかるようになります。
DMMビットコインの使い方|口座開設から注文方法までを画像で解説 (※画像はイメージです/photo AC)

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DMMビットコインは「初心者向けのシンプルなモード」と「上級者向けの機能が充実したモード」の双方に対応した取引所です。

 

この記事では、初めて仮想通貨を購入する人向けの簡単な取引方法だけでなく、取引を有利にする「特殊注文」や上級者向けの「レバレッジ取引」についても解説します。

1. DMMビットコインとはどんな仮想通貨取引所?
2. DMMビットコインの使い方|基本編
2.1. まずは口座を開設しよう
2.2. 入金をしよう
2.3. 日本円に換金する方法も知っておこう
2.4. ホーム画面の基本操作をチェックしよう
3. DMMビットコインの使い方|現物取引編
3.1. 価格を気にせず好きなときに購入するなら「ストリーミング注文」
3.2. 指定した金額で購入したいなら「指値・逆指値注文」
3.3. 2つの注文を同時に出せる「OCO注文」
4. DMMビットコインの使い方|レバレッジ取引編
4.1. IFD注文なら「新規注文」と「決済注文」を同時に出せる
4.2. IFO注文は「指値注文」と「利益確定・損切り」の設定を同時に出せる
5. DMMビットコインを利用する4つのメリット
5.1. 国内最多の31銘柄でレバレッジ取引ができる
5.2. 初心者から上級者まで対応している公式スマホアプリ
5.3. 入金・出金手数料から取引手数料まですべての手数料が無料
5.4. LINE登録で365日問い合わせできる
6. DMMビットコインを利用するデメリット
6.1. 現物取引できる通貨は23種類
6.2. 販売所方式のみ
7. まとめ

1. DMMビットコインとはどんな仮想通貨取引所?

DMMビットコインとはどんな仮想通貨取引所?
(※画像はイメージです/PIXTA)

 

DMMビットコインは2018年にスタートした取引所で、DMMグループの一員です。

 

運営会社

株式会社DMM Bitcoin

現物取引

レバレッジ取引

取り扱い通貨数

33種類(2023年11月30日時点)

 

DMMビットコインの前身は、「東京ビットコイン取引所」。2017年に同社の株式をDMMFXホールディングスが全取得し、2018年に現在の名称で運営を開始しました。

 

DMMグループは、DMMFXをはじめ多くのネット金融事業を展開しており、DMMビットコインにもノウハウが活かされています。

 

 

2. DMMビットコインの使い方|基本編

DMMビットコインの使い方|基本編
(※画像はイメージです/PIXTA)

 

DMMビットコインの使い方を口座開設から解説します。早ければ申し込みをした1時間後には仮想通貨を購入できるようになります。

 

2.1. まずは口座を開設しよう

まずは、DMMビットコインの口座を開設しましょう。スマートフォンがあればオンラインで手続きが完了します。郵送手続きは必要ありません。

 

2.1.1. 口座開設に必要な物を用意すると手続きがスムーズ

口座開設を始める前に、必要なものを用意しておきましょう。必要なものは以下の3つのみです。

 

  • メールアドレス
  • 電話番号
  • 本人確認書類

 

メールアドレスは、フリーメールでも構いません。口座開設後もDMMビットコインからの連絡を受けるアドレスになります。電話番号はSMS認証で利用します。SMSが使える設定になっているかを確認しておきましょう。

 

DMMビットコインでは、以下の書類を本人確認書類として利用できます。

 

  • 免許
  • マイナンバーカード
  • パスポート
  • 在留カード

 

持っていない場合は、住民票なども利用可能です。

 

2.1.2. 口座開設の手順|早ければ1時間後には取引可能

口座開設はパソコンからでもスマホからでも可能です。ここではスマートフォンアプリの場合を解説します。

 

(1)メールアドレス、パスワードの登録

「口座開設」ボタンからメールアドレスを登録します。その後、確認メールが届くのでメール内に記載されているURLをクリックして、パスワードを設定します。

 

(2)必要事項の入力

以下の内容について入力していきます。

 

  • 重要事項の同意
  • 本人情報
  • 取引経験、資産状況等

 

本人情報(氏名、住所など)は、本人確認書類と同じ内容を登録してください。

 

(3)本人確認

本人確認では「オンライン本人確認」と「画像アップロード」の2つの方法があります。オンライン本人確認は、その場で本人確認が完了します。郵送手続きも不要なので、オンライン本人確認がおすすめです。

 

(4)口座開設完了

口座開設完了のメールが届いたら、取引ができるようになります。

 

2.2. 入金をしよう

口座開設が完了したら、日本円を入金しましょう。「クイック入金」と「振込入金」の2つの方法があります。すでに仮想通貨を別の取引所などに保有している場合は、仮想通貨を直接入金することもできます。

 

2.2.1. 日本円の入金方法①:クイック入金のやり方

クイック入金の手順です。メンテナンス時間などを除き、即座に入金が反映されます。

 

STEP1:クイック入金の画面を開く

クイック入金画面の開き方は、「STモード(初心者向け)」と「EXモード(上級者向け)」で異なります。

 

●STモードの場合

「資産」画面の「入金」をタップして入金画面を開きます。資産画面は下のほうにあるので、スワイプしましょう。

 

資産画面から「入金」をタップ
[図表1]資産画面から「入金」をタップ

 

「クイック入金」を選択します。

 

「クイック入金」を選択
[図表2]「クイック入金」を選択

 

●EXモードの場合

アプリホームの「入出金」から「クイック入金」を選択してください。

 

(1)金融機関と入金額を入力する

ここからはSTモードもEXモードも同じ画面になります。利用する金融機関を選択し、入金額を入力してください。

 

利用する金融機関を選択し、入金額を入力
[図表3]利用する金融機関を選択し、入金額を入力

 

(2)金融機関のサイトで手続きをする

選択した金融機関のサイトに移動するので、各金融機関のサイトで入金手続きを行います。

 

2.2.2. 日本円の入金方法②:振込入金のやり方

次は、振込入金の方法です。モアタイムシステムに参加している金融機関であれば、最短5分で入金が反映されます。

 

(1)振込入金先を表示する

入金のページで「振込入金」を選択してください。振込先情報が表示されます。

 

(2)自分の銀行口座等から振込を行う

指定の振込先にATMやインターネットバンキングから振込を行ってください。振込名義人がDMMビットコインに登録した氏名と異なる場合は入金が反映されません。必ず本人名義の口座から入金しましょう。

 

2.2.3. 暗号資産(仮想通貨)の入金のやり方

別の取引所などから仮想通貨を直接入金することもできます。

 

(1)入金画面を開く

日本円の入金と同じ手順で入金画面を開きます。STモードの場合は、「入金」画面で「暗号資産」タブを選択してください。

 

入金画面を開き、「暗号資産」タブを選択
[図表4]入金画面を開き、「暗号資産」タブを選択

 

(2)入金する仮想通貨を選択する

入金できる仮想通貨は、以下の3種類です。

 

  • ビットコイン(BTC)
  • イーサリアム(ETH)
  • リップル(XRP)

 

(3)入金アドレスを送金元に入力する

入金アドレスが表示されるので、送金元のスマホアプリなどでQRコードを読み取ります。QRコードが読み取れない場合は、入金アドレスをコピーして入力します。

 

2.3. 日本円に換金する方法も知っておこう

購入した仮想通貨を日本円に換金する手順です。

 

(1)仮想通貨を売却する

仮想通貨を売却して日本円にします。詳しい売却方法は後述します。

 

(2)ウォレット口座へ振り替える

仮想通貨売却後、日本円を出金するためにはトレード口座からウォレット口座へ振替をする必要があります。振替は「マイページ」から行います。

 

■マイページの表示方法

  • STモード 資産画面の「出金」をタップし「ウォレット口座へ振替」を選択します
  • EXモード ホーム画面の「入出金」から「日本円出金」を選択します

 

(3)出金先金融機関を登録する

出金先金融機関を登録します。マイページの「ユーザー情報・各種設定へ」から登録できます。

 

(4)出金申請を行う

出金額を入力して、出金申請を行います。

 

2.4. ホーム画面の基本操作をチェックしよう

DMMビットコインのパソコン版ホーム画面は、チャート分析はもちろん、経済指標など投資に必要な情報がまとめられており、本格的なトレードが可能です。カスタマイズの自由度が高く、投資経験者が自分の使いやすいようにレイアウトを変更できます。

 

なお、スマホアプリでホーム画面が表示されるのはEXモードのみです。STモードには「ホーム」という画面はありません。

 

DMMビットコインのパソコン版ホーム画面
[図表5]DMMビットコインのパソコン版ホーム画面

 

●口座状況

現在の資産状況について、サマリーが表示されます。

 

●メニューバー

操作メニューです。ホーム画面のレイアウト変更もこちらのメニューから行います。

 

●経済指標バー

最新の経済指標を確認できます。クリックすると詳細が表示されます。

 

●ワークスペース

ワークスペース内にはチャートパネルや注文パネルなどを自由に配置できます。レイアウト変更はメニューバーの「メニュー」から行います。

 

 

3. DMMビットコインの使い方|現物取引編

DMMビットコインの使い方|現物取引編
(※画像はイメージです/PIXTA)

 

基本の使い方がわかったら、いよいよ仮想通貨を購入しましょう。DMMビットコインは注文方法が複数あり、それぞれメリットがあります。

 

3.1. 価格を気にせず好きなときに購入するなら「ストリーミング注文」

ストリーミング注文はそのときの価格ですぐに購入する方法です。「成行注文」とも呼ばれます。買いたい数量を指定するだけですぐに購入できるので、初めて購入する人でも迷いにくい方法です。

 

ストリーミング注文
[図表6]ストリーミング注文

 

スリッページとは、価格差の許容幅のことです。

 

仮想通貨は常に価格が変動しており、急変動が起こると想定と大きく異なる価格で購入されてしまう危険があります。そのため「100円以上変動したら購入しない」などの制限を設けたい場合はスリッページを「100」と設定しておきます。

 

3.2. 指定した金額で購入したいなら「指値・逆指値注文」

自分の希望価格で売買できるのが「指値・逆指値注文」です。

 

指定の価格になったら約定するのでチャートに張り付く必要がありませんが、指定の価格に到達しない限り購入できません。

 

指値・逆指値注文
[図表7]指値・逆指値注文

 

●指値注文

自分の希望価格より安ければ買うという方法です。たとえば1BTC=300万円のときに「280万円の買い指値注文」を入れておくと、280万円以下になったときに約定します。

 

●逆指値注文

「自分の希望価格より高ければ買う」という方法です。上昇が始まってこれから値上がりする可能性が高いというときに利用されます。

 

3.3. 2つの注文を同時に出せる「OCO注文」

価格が上昇するか下落するかわからないというときに使えるのが「OCO注文」です。指値注文と逆指値注文を同時にだします。

 

OCO注文
[図表8]OCO注文

 

たとえば300万円のとき、「280万円の買い指値」と「320万円の買い逆指値」を同時にOCO注文で出します。

 

下落したら280万円で購入できるので、安値で購入することができます。上昇すれば320万円で購入となり、そのまま上昇し続けた場合に利益を出すことができます。

 

 

4. DMMビットコインの使い方|レバレッジ取引編

DMMビットコインの使い方|レバレッジ取引編
(※画像はイメージです/PIXTA)

 

DMMビットコインのレバレッジ取引では、以下の5つの注文方法を利用できます。

 

  1. ストリーミング
  2. 指値・逆指値
  3. OCO
  4. IFD
  5. IFO

 

ストリーミング、指値・逆指値、OCOは現物取引と同様なので、IFDとIFOについて解説します。

 

4.1. IFD注文なら「新規注文」と「決済注文」を同時に出せる

IFD注文は新規注文と決済注文を同時に出す注文方法です。一度注文を出せば自動で決済まで完了するので、忙しい人でもタイミングを逃さず決済することができます。

 

IFD注文
[図表9]IFD注文

 

たとえば300万円のときに、以下の注文をIFD注文で出したとします。

 

  • 新規注文 280万円の買い指値注文
  • 決済注文 300万円の売り指値注文

 

この場合、まず280万円まで下がったタイミングで新規注文が約定して買いポジションを保有、同時に決済注文が有効になります。そのあと300万円まで戻したら決済注文が約定して利益確定となります。

 

4.2. IFO注文は「指値注文」と「利益確定・損切り」の設定を同時に出せる

IFO注文は、IFD注文とOCO注文を同時に行う注文方法です。自分の予想と違う方向へ価格が動いても自動で決済(損切り)することができるため、保険として利用できます。

 

感情に動かされず損切りできるので、損切りが苦手な人にもおすすめです。

 

IFO注文
[図表10]IFO注文

 

たとえば以下の注文をIFD注文で出したとします。

 

  • 新規買い注文(IFD) 280万円の指値
  • 決済売り注文(IFO) 300万円の指値、260万円の逆指値

 

まず280万円で新規注文が約定します。300万円まで価格が戻れば、約定して20万円の利益が確定します。逆に下がり続けた場合も260万円で売却されるので、損失を20万円で止めることができます。

 

 

5. DMMビットコインを利用する4つのメリット

DMMビットコインを利用する4つのメリット
(※画像はイメージです/PIXTA)

 

DMMビットコインを利用するメリットについて解説します。

 

5.1. 国内最多の31銘柄でレバレッジ取引ができる

DMMビットコインはレバレッジ取引で31種類の仮想通貨を取り扱っており、レバレッジ取引ができる銘柄数としては国内最多です。

 

また、JPYペアだけでなくBTCペアでの取引も可能で、合計39通貨ペアでレバレッジ取引ができます。

 

5.2. 初心者から上級者まで対応している公式スマホアプリ

DMMビットコインの公式スマホアプリには「STモード」と「EXモード」の2つのモードが用意されています。

 

「STモード」は初心者向けのモードで、画面がシンプルに設計されています。機能は少ないものの、初心者の人でも迷わず購入できるように工夫されています。

 

DMMビットコイン公式アプリ(STモード)
[図表11]DMMビットコイン公式アプリ(STモード)

 

「EXモード」は中・上級者向けのモードで、取引所での現物取引はもちろん、レバレッジ取引やチャート分析も行えます。IFOなど特殊注文が可能なので、いつでも本格的なトレードを実現できます。

 

DMMビットコイン公式アプリ(EXモード)
[図表12]DMMビットコイン公式アプリ(EXモード)

 

5.3. 入金・出金手数料から取引手数料まですべての手数料が無料

DMMビットコインは各種手数料が無料です(BitMatch取引手数料を除く)。すべての手数料が無料という取引所は少ないため、コストを抑えた取引が可能な点はメリットといえます。

 

5.4. LINE登録で365日問い合わせできる

DMMビットコインは、LINEでの問い合わせが可能です。

 

受付時間は7:00~22:00に限られていますが、土日祝日含め365日受け付けてもらえます。操作方法がわからないときもすぐに解決できるので、買いたいときに操作がわからず買えないなどといったことがありません。

 

 

6. DMMビットコインを利用するデメリット

DMMビットコインを利用するデメリット
(※画像はイメージです/PIXTA)

 

メリットの多いDMMビットコインですが、デメリットもあります。

 

6.1. 現物取引できる通貨は23種類

DMMビットコインで現物取引ができる通貨は23種類です(2023年11月30日時点)。

 

GMOコインやコインチェックなど、DMMビットコインよりも取扱通貨が多い取引所は複数あります。しかし、イーサリアム(ETH)など国内でも取引量の多い通貨は揃っており、またDMMビットコインでしか取り扱いのない通貨もあります。

 

6.2. 販売所方式のみ

DMMビットコインでは、現物取引、レバレッジ取引とも販売所方式のみです。

 

販売所方式は利便性が高い反面、取引価格にスプレッドと呼ばれるコストが含まれるため、取引所方式よりも割高な価格での売買となってしまいます。

 

このデメリットを解消するため、DMMビットコインでは「BitMatch」という独自方式でも売買できるようになっています。

7. まとめ

DMMビットコインは初めて仮想通貨を購入する人も、本格的なトレーダーにも使いやすい取引所です。

 

最後に、DMMビットコインの特長をまとめます。

 

  • 口座開設は即日可能
  • 手数料が無料(BitMatch取引手数料を除く)
  • 国内最多銘柄数
  • アプリには初心者モードと上級者モードがある
  • 成行、指値・逆指値、OCO、IFD、IFOがスマホから可能

 

様々な注文方法を活用すれば、より効率的な取引が可能です。ぜひこの記事を参考にして使いこなしてください。