今年2月、幻冬舎ゴールドオンラインにて取材記事が連載されると、その日からオンラインセミナーへの問い合わせが殺到。3月に販売を開始するや、3ヵ月後には完売御礼を出した投資商品がある。テンフィールズファクトリー株式会社の『コンテナファーム投資』だ。不動産や金融資産に関する投資商品が乱発されるなか、出現した案件。時代は農業投資を求めている──テンフィールズファクトリーの市川裕代表は、そう確信する。

農業投資は、今、ベストの参入タイミングにある

「菌床しいたけ」を「コンテナ」で生産するというビジネスモデルに、市川裕社長は絶対の自信を持っていた。実質12.2%の高利回りもさることながら、ネイル、リフォーム、太陽光発電、カフェ、不動産などさまざまな業界に向けて新しい投資スキームを提案してきた市川氏が、成功を確信する背景には何があったのだろうか。

 

【随時開催/オンライン】
実質利回り驚異の12.2%!

世界で人気の農業投資 「しいたけ栽培×コンテナ温室投資」が選ばれるワケ

 

代表・市川裕氏(以降、市川)「テンフィールズファクトリーという会社はその社名が示すように、いろんな事業に参入してきました。私たちの一番の強みは何かというと、それは、『伸びる市場にベストのタイミングで入っていく』ことなんです。

 

調べれば簡単にわかることですが、世界の名だたる投資家・企業が、今、目の色を変えて買い漁っているのは『農地』なんです。株でも、不動産でも、暗号資産でもない。現在、アメリカで最も多く農地を所有している人物はビル・ゲイツです。

 

※画像はイメージです/PIXTA
※画像はイメージです/PIXTA

 

弊社のコンテナファームが短期間で完売したのは、第一にそれが、先が読める投資家の誰もが渇望していた『農業投資』だから。世界人口はどんどん増えていきます。感染症の脅威を克服した人類が次に対峙するであろう“地球規模の食糧危機”への潜在する怖れが、農業への投資価値を高めていると私は考えます。

 

日本も同じです。農業に投資したくてずっとセンサーを張り巡らせていた人たちが、ようやくコンテナファームという手ごろなビジネスモデルに出会えました。モノがしいたけという身近な食品であるところもいい。真っ先に手を挙げていただいた結果が、今回の三重県いなべ市の44基完売につながったと思います。実際、『こういうモデルが出てくれて非常にありがたい』という声をあちこちで聞きました。

 

なぜ今農業投資なのか。一言でいうなら、『今が参入の絶好のタイミング』に他ならないからです。

 

農家人口は年々減少し、過去40年間で農家人口は半減しました。しいたけ農家もしかり。JAなどから聞こえてくる話は、『XXXさんも辞めたらしいよ』というものばかりです。過去10年のしいたけの生産量に大きな変動はないものの、このまま需要と供給のバランスが崩壊するのは目に見えています。

 

しいたけ農家の場合、特に農家さんの規模が小さく、年間2万菌床も生産すれば大規模農家といわれます。1コンテナで収穫できるのは年間1万5,000菌床。皆さんも2基所有すれば、明日から大規模農家の仲間入りができるのです。しかも、競争相手や抵抗勢力もありません。

 

(三重県いなべ市・コンテナ内の様子)
収穫されたしいたけ (三重県いなべ市・コンテナ内の様子)

 

新しい大規模農家の出現を、『地産地消』を掲げる三重県のスーパーさんはもろ手を挙げて歓迎してくれます。弊社は早速、地元の大手スーパーさんと出荷契約を結びました。バイヤーさんの話では、現在、全13店舗に卸せるだけのしいたけ農家さんはなく、問屋さんを介して長野県や徳島県産で補充しているのが実態といいます」

「目に見えるモノに投資する」よろこび

市川「今回、ご購入いただいた皆さんの感想でもう一つ特徴的なのは、実質12.2%の利回りのよさや『7年償却』という節税メリットへの期待感もさることながら、『目に見えるものにお金を使っている感覚がいい』とおっしゃる方が多かったことです。

 

『しいたけだからやりたかった』『農業を支援することに喜びを感じた』という人も。お金を追いかけるというより、農業の振興に一役買いたい。自分の投資行動が社会経済をよい方向に変えて行くことを大切にしたいという、社会貢献意識の高さを強く感じました。新しいビジネスモデルや新規事業の立ち上げを得意とする弊社の求心力もそこにあります。

 

コンナナファームの場合は、しいたけ生産をめぐる市場の問題を解決できるモデルを開発したつもりです。具体的には、質のよいしいたけを安定的に生産するシステムの構築、全国に増え続けている遊休農地や耕作放棄地の再利用、農業分野における投資価値の創出、ひいては新たな雇用の創出につながると考えました。

 

(三重県いなべ市)
しいたけ収穫の様子 (三重県いなべ市)

 

この考え方は、いまや企業が投資を行なう際の重要指標となった『SDGs』につながるものです。例えば、コンテナファーム投資は将来的にはコンテナ上部に太陽光パネルを敷き詰めることで、太陽光発電によるクリーンな電気使用を目指しています。使用済みの菌床も廃棄するのではなく、バイオマス工場にひきとっていただいてバイオマス発電の燃料として再利用することを検討しています」

サラリーマンもできる「100万円から」の小口出資

3月に行なわれたオンラインセミナーに、法人のみならず個人投資家が多く含まれていたのは、一口1,250万円(初期投資1,100万円)の「コンテナ栽培投資」のほかに、一口100万円の「コンテナ小口出資」の商品が設定されていたことによる。購入者は約40人。なかには3口、5口と買い求める人もいた。

 

市川「高利回りが約束されているとはいえ、1,000万円を超えるお金を不要不急の投資案件につぎ込める人はそう多くないはずです。しかし、私はできるだけ多くの人たちにこのビジネスモデルに出資してほしかったので、不動産の小口化よろしく『コンテナファームの小口化』を考えました。

 

事務管理料が発生するため、利回りは10.17%まで下がりますが、収穫を終えたしいたけの菌床を買い取ることでインカムゲインを得るスキームはまったく変わりません。これからの投資は、事業出資が主流になっていくと思います。

 

そういう意味で、100万円から事業に参画できるビジネスモデルをつくれたことは大きな収穫だと考えています。ちなみに、20年間の菌床買取補償終了後、万が一収支が元金を下回っていた場合は弊社が元金を保証します。

 

世の中は今、コロナ禍で大変な事態になっていますが、本商品のリリースのタイミングとしては、コロナも追い風に働いたといえるでしょう。旅行や大きな買い物ができない分、家計に余裕の生まれた人が少なくありません。当面必要としない100万円の使い道としては、コンテナファーム投資は、高利回りと安全性が担保されたまたとない商品といえます」

 

【随時開催/オンライン】
実質利回り驚異の12.2%!

世界で人気の農業投資 「しいたけ栽培×コンテナ温室投資」が選ばれるワケ

取材・文/平尾俊郎 撮影/菅慎一(人物)
※本インタビューは、2021年8月11日に収録したものです。