海外富裕層も熱視線…「軽井沢」が国内最強の別荘地である理由

Sponsored
株式会社西武プロパティーズ
会沢 昌之
海外富裕層も熱視線…「軽井沢」が国内最強の別荘地である理由
開放的な街並みが続く「あさまテラス」

栄枯盛衰の激しい別荘地の市況だが、100年を超える長きにわたり、常にトップクラスの評価を得ているのが「軽井沢」だ。本連載では、軽井沢が別荘地として脚光を浴び続けている理由、そして軽井沢・別荘の賢い購入法などを紹介していく。第1回目は、株式会社西武プロパティーズ販売事業部リゾート事業担当の会沢昌之氏に話を伺い、「軽井沢が国内最強の別荘地である理由」を紐解いていく。

海外からも注目される国内随一の別荘地

日本で最も有名な高原リゾートといえば、誰もが「軽井沢」を思い浮かべるだろう。四季折々に多彩な表情を見せる景観の美しさに加え、歴史、文化の面でも特別な別荘地として君臨。「軽井沢ブランド」のイメージは100年以上の間、保たれており、いわゆる別荘ブームが去って久しい今もなお、資産価値を高め続けている。そんな軽井沢の別荘地としての歴史とこれからの展望を、株式会社西武プロパティーズ販売事業部リゾート事業担当の会沢昌之氏に伺った。

 

 

 

株式会社西武プロパティーズ 販売事業部リゾート事業担当 会沢昌行氏
株式会社西武プロパティーズ
販売事業部リゾート事業担当 会沢昌之氏

「軽井沢町は長野県の東端に位置し、標高1,000m地点に広がる高山地帯。8月の平均気温は20℃と過ごしやすく、古くから避暑地として愛されてきました。人口は約2万人ですが、年間の観光客数は約850万人、別荘棟数は1万6,000棟を越えています。軽井沢の別荘といえば、深い森のなかに佇む一軒家を思い浮かべる方も多いと思いますが、これは町が別荘建築に関する特別規制を設けているため。たとえば1区画の敷地面積は1,000m2(300坪)以上、建ぺい率と容積率はともに20%以下、塀などはできるだけ設けないこと、建物は道路から5m、隣地から3m以上を保つことなどです。これにより自然保護はもちろん、広々としたラグジュアリーな別荘地としての美観が保たれているのです」(会沢氏)

 

長野オリンピック開催に合わせた1997年の新幹線の軽井沢駅開通によって利便性は格段に向上。近年ではインバウンド需要も高まりを見せ、SNSや口コミによる情報拡散で台湾や中国、タイなどからの観光客も着実に増え続けている。

 

「東京から約1時間という好アクセスでスキーもアウトレットも楽しめる軽井沢は、雪を見たことがないアジア圏の観光客の方には特に魅力的に映るようです」(会沢氏)

 

[資料]四季美しい軽井沢

131年の歴史のなかで、美しい自然と上質な文化が融合

別荘地としての軽井沢が誕生したのは、実に131年前に遡る。1888年、カナダ人宣教師アレキサンダー・クロフト・ショーが軽井沢を保養地として気に入り、この地を「屋根のない病院」と称賛して初の別荘を建てるとともに、外国人宣教師など内外の知人に広くその魅力を伝えた。軽井沢が今なお西洋的な雰囲気をたたえているのはこのためである。以来、皇族や華族の社交場として上流階級層の注目を集める。政財界人や文化人はこぞって別荘を建て、名実共に日本を代表する高級保養地となった。

 

 

「天皇皇后両陛下の出会いの場となったテニスクラブや、ジョン・レノンとオノ・ヨーコが常宿にしていた万平ホテルなど、軽井沢を舞台にした逸話には事欠きません。100年以上の間、世界のセレブリティに愛され続けた歴史を持っていることは、軽井沢の魅力のひとつといえますね」(会沢氏)

 

継続的な価値の創造で「軽井沢ブランド」を構築

そんな軽井沢の別荘開発の歴史に深く関わってきたのが、プリンスホテルや西武プロパティーズを含む西武グループだ。一過性の別荘ブームで終わらない軽井沢のブランドバリューを完成させただけではなく、その価値を未来につなげるため常に魅力をアップデートし続けている立役者ともいえる。

 

遡ること、大正時代の1918年。西武グループ創始者の堤康次郎は、浅間山を望むなだらかで広大な山林にリゾート地としての資質を見出し、道路、水道、電気などのインフラを整備し、レジャー施設を含んだ総合的な開発をスタートさせた。これが今なお名門別荘地として名を馳せる『軽井沢千ヶ滝別荘地』である。

 

「開発当時は斬新だった“区画分譲方式”が取られ、現在では総区画約4,800区画、約690万m2のスケールを誇っています。“土地と建物を販売するだけでなく文化を創造する”という考えのもとに、別荘だけでなくホテルや温浴施設、グラウンド、乗馬場なども開発し、軽井沢エリアの付加価値を高めていきました。この複合一体開発の手法は、日本におけるリゾート開発のお手本になったといわれています」(会沢氏)

 

(写真左上より時計回りで)開発当初の千ヶ滝付近の風景(1915年ごろ)/プリンスホテルの名称の元になった、建設途中の朝香宮別邸/別荘地内にあった音楽堂/別荘地内にあった旅館 観翠楼
(写真左上より時計回りで)開発当初の千ヶ滝別荘地付近の風景/プリンスホテルの名称の元になった、建設途中の朝香宮別邸/別荘地内にあった音楽堂/別荘地内にあった旅館 観翠楼

 

戦後になると千ヶ滝別荘地はさらに拡張され、「軽井沢スケートセンター」、「軽井沢スケートセンターホテル」、「西武百貨店」、「セゾン現代美術館」、「千ヶ滝温泉」なども開業。より身近なリゾート地として、多くの観光客が訪れるようなった。

 

「今や軽井沢ナンバー1の観光スポットとなった『軽井沢・プリンスショッピングプラザ』も西武グループによるもの。世界のラグジュアリーブランドを揃えたショッピングモールとして女性やファミリー層の人気を獲得し、夏と冬だけではなく、通年楽しめるリゾート地としての軽井沢を印象づけました。ちなみに千ヶ滝別荘地で当社に建物管理をお申込みいただいたオーナー様には、軽井沢・プリンスショッピングプラザをはじめとした西武グループのホテル、ゴルフ場、スキー場、レストランなどで優待特典が受けられるオーナーズカードをお渡ししています」(会沢氏)

 

商業施設の発展と足並みを揃え、千ヶ滝別荘地もさらなる拡張を続けている。2008年には西端に新エリア「あさまテラス」が誕生。自然の造形美を生かしたグランドデザインやセキュリティカメラを利用した24時間体制での入退場チェック、全区画に光ケーブルを引き込むなどインフラ面も充実させ、未来を見据えた別荘の在り方を提案している。

 

現在進行形で発展を続ける軽井沢エリア。第2回ではより踏み込んだ視点で「資産価値としての軽井沢」を検証する。

 

浅間山を望む「あさまテラス」
浅間山を望む「あさまテラス」

 

 

取材・文/立本美弥子 撮影/杉能信介(人物)
※本インタビューは、2019年1月25日に収録したものです。
※2022年4月1日付で、株式会社西武プロパティーズは、株式会社西武リアルティソリューションズへ商号を変更しました。

TOPへ