メルセデス・ベンツ Cクラス

人々の「クルマの所有」への意識が大きく変わってきている。先端技術と安全性の追求で世界市場をリードする、メルセデス・ベンツの最新モデルの購入に際しても、さまざまな選択肢があることをご存知だろうか。本連載では、企業オーナーや個人事業主にもメリットがある、賢い新車の乗り方、乗り換え方を紹介していく。最終回は、キャッシュの持ち出しを抑えた新車の具体的な乗り方・乗り換え方について、メルセデス・ベンツ・ファイナンス株式会社営業推進課の宮本良久氏にお話を伺った。

新しいクルマに乗るための方法は3つあるが・・・

前回前々回を通して、メルセデスの安全性や快適性、最新のメルセデスこそ最善のメルセデスであるということや、その導入にはリースという方法もあるというお話をした。最終回となる今回は、活用する側が「法人」である場合の具体的な事例を交えながら、さらなるリースのメリット等を解説する。

 

新しいクルマに乗るためには、①現金で一括購入、②残価設定型ローンでの購入、③リースの活用、という大きく3つの方法が一般的だ。そこでまず①と②について、仮に車両本体価格1000万円のモデルを例に税務上の処理を含めてみてみよう。これはあくまでも簡易的なシミュレーションであり、数字は丸めていることをご注意願いたい。

 

まず、①現金で購入する際は、1000万円のキャッシュアウトになり取得額や簿価に対して定率法33.3%で減価償却費を計上、経費処理を行っていく。また、お乗り換え時に車両を売却した際の査定額が帳簿価格を上回った場合には、売却益として計上するというのが一般的である。

 

[図表1] 現金一括のシミュレーション

※1 新車耐用年数6年、定率法(33.3%)で計算。表記の償却費は簡易に表現したイメージです。
※1 新車耐用年数6年、定率法(33.3%)で計算。表記の償却費は簡易に表現したイメージです。

 

では、②残価設定型ローン(ウェルカムプラン)の活用はどうであろう。3年間プランを例に見ると、大きなメリットは現金を手元に残したまま、「現金購入」と同様の経費処理ができる点が挙げられる。

 

[図表2] 残価設定ローン(ウェルカムプラン)のシミュレーション

※1 新車耐用年数6年、定率法(33.3%)で計算。表記の償却費は簡易に表現したイメージです。
※1 新車耐用年数6年、定率法(33.3%)で計算。表記の償却費は簡易に表現したイメージです。

 

メルセデス・ベンツ・ファイナンス 株式会社 営業推進課 アシスタントマネージャー 宮本良久氏
メルセデス・ベンツ・ファイナンス
株式会社 営業推進課
宮本良久氏

ウエルカムプランでは、頭金や残価、月々の支払額をかなり自由に設定することが可能であり、現金で購入したときと同様、契約満了時の査定額が帳簿価格を上回った場合、その差額は売却益となる。メルセデス・ベンツ・ファイナンス(株)営業推進課宮本良久氏は、「3年プランの場合、1年目、2年目においては、ローンのお支払い額に比べて、減価償却費として計上する金額が大きくなっていますよね。頭金や残価、月の返済額を自由に設定することができますので、例えば法人の場合は、利益に波があり、今期や来期は利益が大きく出ることが見込まれるというケースもあるかと思います。こうしたとき、差額をある程度コントロールして経費計上したい、というニーズに向いている利用方法ではないでしょうか」と語る。

 

ただ、ここまでの説明はあくまでクルマ本体に関することだ。それ以外にも、自動車税や自賠責保険、任意保険、さらには購入時のオプションに至るまで、さまざまな税務上の処理が必要になる。

 

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リースの魅力は「オールインワン」の明確さ

①現金で一括購入、②残価設定ローン(ウェルカムプラン)を踏まえ、前回簡単に説明した③リースはどうだろうか。まず初期費用を0円で導入でき、かつ、月々の支払額を全額経費で処理できることが特徴として挙げられる。

 

さらに、支払額は毎月一定であり、減価償却や資産計上、自賠責保険(任意保険も組み込むことは可能)や税金などの支払いや手続きも不要になる。つまり、毎年の自動車税や当初にかかる自賠責、登録諸費用等はすべて組み入れられているのだ。

 

このリースには2つの種類があり、オープンエンドリースは一定の範囲内で、毎月のリース料と残価を自由に設定できるもの。その月々の支払額は毎年変わらず、そのままリース料として経費に計上できるので、まさに「お金の流れと経費が一致しますので、非常にわかりやすい。個人的にも私が経営者だとしたら、この方式をとるかもしれません」(宮本氏)とのことだ。

 

また、設定した残価に対して査定額が上回った場合には益金、下回った場合には損金として処理ができるので、こちらも非常に明確である。

 

もうひとつのクローズエンドリースは、あらかじめ残価が設定されたもので、一定の条件を満たせば契約満了時の査定額との差額精算が不要になるもの。完全に月々の支払いに特化した安定的な計画を望まれる方におススメのリース形式である。

 

[図表3] リース導入のシミュレーション

※2 残価保証については一定の条件があります。詳しくはセールススタッフにご確認ください。
※2 残価保証については一定の条件があります。詳しくはセールススタッフにご確認ください。

 

個人事業主でいえば、例えば減価償却だけではなくクルマに付随する諸経費の経費率にも影響を与える「事業専用割合」をどのように計上するか等も気になるところだ。リースであれば、お客様が決めた「事業専用割合」をリース料に乗じるだけで済むので、簡易であるといえる。

 

「個人事業主でも、税理士等に頼らずにご自分で処理をされている方々も多いので、リースはわかりやすく便利な方法です」(宮本氏)とのこと。

 

また、個人がリースを活用する際のメリットのひとつとして宮本氏は、「私もリースを活用していますが、毎年自分で自動車税を払わなくていいというのは手間がかからず嬉しいですね。乗り換えの際も、今の支払額に1万円プラスをするとほかのモデルが選べたりと、本当に気軽に車種を選択できます。数百万円という現金を用意することなく乗ることができる。これは本当にありがたいです」と語る。

 

どのような立場での利用であっても、月々決まった金額だけ支払えば乗れるというオールインワンの明確さの魅力もさることながら、これらリースの活用の最大の特徴は、大きなキャッシュを動かさずとも最新のメルセデスに乗り続けられるということである。

 

前述したファイナンスの活用方法の相談はもちろん、まだ乗った経験がないという方は特に「最新のメルセデスが最良のメルセデス」とはどういうものなのか、実際にショールームでその感動を体感していただきたい。

 

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取材・文・撮影(車)/内田俊一 撮影/永井浩(人物)
※本インタビューは、2018年10月17日に収録したものです。

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