税務調査で知った「衝撃事実」に驚愕…親からもらったお小遣いが1年で110万円超えした「39歳・生真面目息子」の末路【税理士が解説】

税務調査で知った「衝撃事実」に驚愕…親からもらったお小遣いが1年で110万円超えした「39歳・生真面目息子」の末路【税理士が解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

贈与税は、1年間の贈与額が110万円未満の場合は非課税とされています。また、通常、生活費や仕送りについては、贈与税はかかりません。では、親から生活費として受け取ったお小遣いの総額が年間110万円を超えた場合には、どうなるのでしょうか? 本記事ではAさんの事例とともに、親からのお小遣いの注意点について、税理士事務所エールパートナーの木戸真智子税理士が解説します。

お見合いからめでたく結婚!新居を購入すると…

お見合いは予想以上に順調に話が進み、Aさんも相手に対して、とてもいい印象を持つようになりました。そうなると話は早く、親同士が引き合わせた縁談ということもあったため、婚約まではそう時間はかかりませんでした。

 

急な展開ではあるものの、真面目なAさんは、家庭を持つということに期待と責任感を持つようになり、結婚後の生活について真剣に考えるようになりました。

 

もともと、不動産管理をしているので、住まいについては、しっかり整えたいと考えていました。それはAさんの父親も同じで、新居を建ててはどうかという展開に。Aさんもいずれ子供が生まれることを考えたら早いに越したことはないと思い、婚約者と家探しを始めます。

 

従来、不動産には詳しいAさんと両親も協力のもと、早々に理想的な土地が見つかりました。不動産業者のネットワークがあったことはやはり功を奏したようです。実家の近くという点も非常に好都合でした。周辺環境もよく、教育環境も充実しており、婚約者も気に入ってくれました。

 

「ここしかない!」と思ったのですが、やはり、そんな場所は土地代だけでも高く、建物を合わせると相当な値段になりました。

 

しかし、出会いがないことに長いあいだ悩み続け、やっとの思いで婚約まで漕ぎつけたAさんにとっては、このような大きな買い物も幸せなことです。思い切って購入を決断しました。

 

長らく独身生活であったことと、真面目なAさんは派手な生活をしていたわけではなかったため、通帳に貯まっていた4,000万ほどの頭金を出すことができました。

 

あとは、完成を待つのみで、結婚式や披露宴、新婚旅行など、慌ただしくも幸せな日々を過ごしていました。

 

ある日突然届いた「税務署」からのお尋ね

そうして、新居で新生活を送っていたある日、税務署よりお尋ねの文書が届きました。

 

どうやら中身を見ると、新築した不動産について、どこから購入したのか、どのように資金を調達したのかというまるでアンケートのような書類でした。よくある統計資料なのか、回答も任意のようだったため、特に気にも留めず、そのままにしていました。

 

そんなある日、Aさんのもとに再度、お尋ねの文書が届きました。さすがに、2回目となると回答をしないとと思い、わかる範囲で回答して、投函しました。

 

そんなある日、税務署からAさんのもとに電話がかかってきます。

 

「ご提出いただいた回答内容についてお尋ねしたいのですが」

 

ということで、さすがにこんなに連絡がくるのはと、Aさんも気になって、面談をすることにしました。

 

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