世帯年収850万円の40代・ふつうの会社員夫婦、夢にまで見たマイホーム購入→確定申告をしたが…突然「税務署」から1通の封書が送られてきたワケ。その後の事態に戦慄【税理士が税務調査の実態を解説】

世帯年収850万円の40代・ふつうの会社員夫婦、夢にまで見たマイホーム購入→確定申告をしたが…突然「税務署」から1通の封書が送られてきたワケ。その後の事態に戦慄【税理士が税務調査の実態を解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

ふつうのサラリーマン世帯でも、土地や家を購入すると税務調査が入ることがあるとか。一体なぜなのでしょうか? 本記事ではAさんの事例とともに、マイホーム購入時の税務上の注意点について、税理士事務所エールパートナーの木戸真智子税理士が解説します。

実家マンションが高く売れる!

少し調べてみるとAさんの実家近くは、再開発もあり、中古マンションでも新築と変わらない価格帯で取引されていることがわかりました。駅からのアクセスがよいマンションだったため、もしかしたら高く売れるかもしれない……と、査定をお願いすることにしました。

 

結果、当時と比べて2,000万円ほど高い査定金額でした。

 

これはチャンスかもしれない、とAさん夫婦は思います。マンションを売却した資金と夫婦で貯めてきた貯金で一戸建てを買う夢が叶うのではないかと夫婦で手を取り合って喜びました。

 

早速、一戸建てを探すこととマンション売却の相談のため、まだ少し寒さの残る春ごろから不動産屋巡りを始めました。以前より不動産の相場は当然高くなっているのですが、今回は妻も正社員として働いているため、夫婦で住宅ローンを組むことができるのと、なによりマンション売却による資金が見込めたため、手が届きそうな状況ではありました。

 

相場として、都内はマンションの値上がりがとても大きいのですが、一戸建てはマンションほどの値上がりではなかったことも幸いでした。マンションの場合、管理費や修繕積立金の支払があるため、住居費としての合計で払える金額にする必要があるので、住宅ローンも管理費や修繕積立金を支払う余力を残す必要がありますが、一戸建ての場合にはそれらがありません。

 

その分、いずれ大きな修繕費があるという問題はあります。しかし、新築の場合はいきなり修繕費がかかるということはないだろうということで、修繕費は、子供たちが大学を卒業したあとに貯めていくという計画にして、マイホーム探しを進めていきます。

 

また、住宅ローン金利が低金利ということもあり、以前よりも購入できる金額を高く設定できそうだということがわかりました。

 

いろいろと不安な部分もあるのですが、夫婦の夢だった一戸建てのマイホーム購入はいましかないと思いました。

 

そしていろいろと探した結果、すべて望みどおりとはいえないものの、家族で話し合って、一番いいと思えるマイホームを見つけることができました。

 

マンションはやはりアクセスがよかったことが幸いして、順調に買い手を見つけることができました。

 

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