活況の不動産マーケット。一方で、人口減少により、勝ち・負けがはっきりしてくるといわれています。今後「勝てる街」とは? 人口などのデータをもとに考えていきます。今回焦点を当てるのは「北千住」。

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    4社5路線が乗り入れるターミナル駅「北千住」

    東京都足立区の南部に位置する北千住。JR常磐線のほか、東京メトロ日比谷線、千代田線、東武鉄道伊勢崎線(東武スカイツリーライン)、首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスと、実に4社5路線が乗り入れる巨大駅です。

     

    東京メトロ千代田線の乗降者数は1日平均215,000人、日比谷線は251,503人と、「池袋」「大手町」に次いで3位にランクインする日本有数のターミナル駅です。上野駅まで10分、東京駅まで22分、品川駅まで31分、渋谷駅まで37分(いずれも平日8時台の乗車)と、都心へのアクセスが良好なことに加え、つくばエクスプレスやスカイツリーラインで千葉県や埼玉県へも直通しています。

     

    2000年以降は北千住駅周辺で大規模な開発が進み、足立区内でも有数の繁華街となりました。駅前には丸井・ルミネなどの大型商業施設のほか、個人経営の喫茶店や居酒屋が立ち並びます。東口には東京電機大学の千住キャンパスがあり、駅周辺の下町風情を感じさせる商店街は多くの若者でにぎわいます。

     

    足立区といえばその「治安」を気にする人も多いかもしれません。たしかに、駅西口の飲食店が立ち並ぶエリアは夜遅くまでにぎわっていることから、居酒屋のキャッチや酔っ払いとのトラブルに巻き込まれるリスクは否定できません。

     

    しかし、2009年に足立区が警視庁生活安全部と共同で開始した、足立区を犯罪のない、美しい住みよい街にするための治安再生事業「ビューティフル・ウインドウズ運動」により、足立区の治安は着実に改善しています。

     

    「ビューティフル・ウィンドウズ運動」は、割れた窓ガラスを放置するような些細なことから街が荒れ、治安が悪化することを意味する「割れ窓理論(ブロークン・ウィンドウズ)」の考え方に端を発する運動です。割れ窓を放置しない、すなわち「ビューティフル・ウィンドウズ」をキープすることで、かつてのアメリカ・ニューヨーク州は治安を回復させることに成功しており、北千住もこれに続くべく運動を展開しています。

     

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