ETFはいつ・どのくらい投資すべきなのか?
横山FP
それでは、ETFをどう運用していくか話していこうか。
投資初心者
ETFはリアルタイムで値動きするんでしたよね。
横山FP
その通り。それに対して投資信託は、投資家からの注文を締め切ったあとに、その日の価格が決まる。つまり投資家は、注文した商品の購入価格がわからないんだ。
一方でETFは、自分が買いたいと思った価格で買える機会があるといえる。だからETFはいつもより価格が下がったタイミングで、積立よりもある程度、まとまった金額を投資していくのがいいと思う。
投資初心者
お店で買うより、市場ならタイミングによって安く仕入れられるかもしれないってことですね。
横山FP
ただし、長期的な資産形成に向くインデックスファンドは、長い目で見れば1日の値動きは大きくない。価格の上げ下げに一喜一憂せず、これまでやってきた定期・定額の積立と同じく長期保有を前提として、堅実に運用していきたいところだね。
投資初心者
ある程度、株式市場について勉強したり、実際に投資してみて経験を積んだりする必要がありそうですね。
横山FP
最初はお試しで少額だけ買ってみて、相場の様子をじっくりと観察したほうがいいね。そして慣れてきたら、徐々に投資金額を増やしていくといいよ。
<注釈>
・「スポット購入」とは……金融商品を定期的に積み立てていくのではなく、自分の好きなタイミングで一括購入すること。ある程度まとまった資金を投資に回すので、少額の積立よりもリスクが大きくなる傾向がある。
・「取引時間」とは……証券取引所で株式やETFを取引できる時間のこと。米国のETFが取引できるNYSEやNASDAQなどの取引所では、日本時間23時30分〜翌6時(夏時間22時30分~翌5:00)となっている。
横山 光昭
株式会社マイエフピー代表取締役
家計再生コンサルタント
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