ETFは「米国上場の商品」を買うべき理由
横山FP
ETFの具体的な運用方法を説明する前に、取引は米国市場で行うのが望ましいという話をしておきたい。
投資初心者
えっ。日本で投資するから、日本の市場で取引するんじゃないんですか?
横山FP
実はおすすめしたいETFが米国市場で取引されている商品なんだ。取引が活発だったり運用規模が大きかったりするなど、何十年も資産として保有するうえで良い条件がそろっている。
日本市場、例えば東京証券取引所でもETFは取引されているけれども、資産形成の定番商品とはいいがたい。
投資初心者
海外だと、払ったお金が戻ってこなかったらどうしようとか、色々と不安に思っちゃいます。
横山FP
心配ないよ。米国は金融商品の取り扱いの歴史も長くて、取引システムも日本よりよっぽど成熟しているしね。それに売買注文や商品を預ける口座の管理は、日本の証券会社でも行っている。だから普段利用している証券会社を通じて、何も問題なく売買することができるよ。
投資初心者
それなら安心かも。
横山FP
ただし、米国のETFは値動きが米ドル建て。購入前にまとまった米ドルを持っていたほうが、有利に投資できる場合が多いんだ。米ドルは証券口座で買えるから、ぜひ準備しておこう。
<注釈>
・「証券取引所」とは……株式やETFなどが集中して取引される場所。日本では東京証券取引所が代表的な施設。一方で米国にはNYSE(ニューヨーク証券取引所)、NASDAQ(ナスダック証券取引所)などがある。
・「ドル建て」とは……金融商品に関していえば、米ドルで決済したり、資産価値を米ドルに換算した金額で表示したりすることなどを指す。米国市場で取引されるETFや株式などは原則としてドル建てとなっている。
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