【長期金利】22年10~12月期平均が3.8%、23年が同3.6%、24年が同2.9%への低下を予想。
長期金利(10年金利)は10月に発表されたインフレ関連指標が上振れしたほか、FRB高官からのタカ派発言などもあって、10月下旬に一時4.2%台まで上昇した(図表21)。しかし、その後は11月に発表された前述の10月CPIなどインフレ関連指標が下振れしたほか、米国の景気減速懸念の高まりなどもあって足元は3.5%近辺まで急激に低下した。
当研究所は、来年にかけて金融引締めが継続することもあり、長期金利は22年末に3.6%、10~12月期平均で3.8%まで上昇すると予想する。また、23年は景気後退に陥るほか、政策金利が4月以降は据え置かれることから10~12月平均で3.6%に低下、24年もインフレ率の低下基調が持続するほか、1-3月期に利下げに転じることもあって、10~12月期平均で2.9%まで低下しよう。
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