(※画像はイメージです/PIXTA)

繁盛しているクリニックのそばにあえて開院する経営者は少ないと思いますが、競合から「弱そう」と思われると、近隣に開院されて収益が減るなど悪影響を受けてしまいます。なるべく競合を遠ざけ、収益を奪われないようにするには、どんな対応策があるのでしょうか。自身もクリニックを経営する医師であり、数多くのクリニックのコンサルティングを行ってきた蓮池林太郎氏が解説します。

繁盛しているクリニックでも、競合が増えれば影響大

いまは評判がよく繁盛しているクリニックでも、近所に競合となるクリニックができれば患者数は減少しますし、評判のいいクリニックが複数できたら患者数は相当減少してしまうでしょう。

 

筆者は、クリニックの開業支援やクリニック経営のコンサルティングを行うにあたり、新規開院するクリニックのため、競合となる既存クリニックの分析を行うのはもちろん、競合となるクリニックができて患者数が減少したクリニックの相談も受けています。

 

実際に、評判がよく繁盛していたクリニックの患者が、近隣に複数のクリニックが開業したことで激減するという現実を、何度も目の当たりにしてきました。

 

しかし、競合ができやすいクリニックにはいくつかの特徴があるのです。以下、詳細を確認しながら、予防策を見ていきましょう。

競合相手ができやすいクリニックには「特徴」がある

新規開院するクリニックの院長も、当然勝算があったからそこに開業したわけです。したがって、他のクリニックに「あの場所なら勝算がある」などと思わせないよう、しっかりと開院を予防するべきでしょう。

 

仮に、ライバルにならないレベルのクリニックでも、近くに開院されてしまえば、少なからずマイナスの影響は受けます。

 

孫子の兵法ではありませんが、「戦わずして勝つ」のが理想であり、戦いは極力避けるべきなのです。

 

近隣の新規開院をゼロにすることはできないかもしれませんが、できる限り予防策をとることで、新規開院される確率を下げることはできます。

 

病気も予防が大切なように、日ごろから競合をできにくくする「予防に役立つ施策」を行っておく必要があります。

 

注目のセミナー情報

【資産運用】5月8日(水)開催
米国株式投資に新たな選択肢
知られざる有望企業の発掘機会が多数存在
「USマイクロキャップ株式ファンド」の魅力

 

【国内不動産】5月16日(木)開催
東京23区×新築×RC造のデザイナーズマンションで
〈5.5%超の利回り・1億円超の売却益〉を実現
物件開発のプロが伝授する「土地選び」の極意

次ページ「医療の需要>供給」のエリアは新規開院されやすい

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録