最大の魅力は、家賃収入で老後の生活費を補完できる点
投資用不動産を買っておくこと(しかもなるべく早く)の最も大きな魅力は、定年を迎えた後、老後の生活費を補完する収入を確保できるところです。年金だけでは不安でも、家賃収入が毎月入ってくれば、安心感は計り知れないでしょう。
長年サラリーマンとして毎月給与収入をもらっていると、収入が入ってこない月があるのは不安です。年金が振り込まれるのは2カ月に1度ですが、家賃は毎月入ってくるので、収入がない月はありません。
万一、年金の支給開始年齢が引き上げられたり、減額されたりしても、家賃収入があればそれほど右往左往しなくて済みます。ワンルームマンション1室が賃料8万円だとすると、2室、3室も持っていれば、そこから余裕で生活費をまかなうことができるでしょう。
経年劣化により入居率が下がった場合は売却を検討する
ローンを組んで物件を買った場合、当初は家賃収入の大半をローンの返済に回すことになります。ローンの年数は何年でもいいですが、仮に30歳で組んで、30年計画で返済していくとしたら、家賃収入がそのまま手元に残るようになるのは60歳以降からです。
すでにローン返済がなければ、多少家賃が滞っても破綻することはないので、その点については安心です。
そのまま家賃収入を得続けることができればいいですが、もしも経年劣化とともに人が入りにくくなったら、売却するという方法も選択できます。人が入らない部屋を持っていてもコストがムダにかかるだけなので、売却益を老後資金に充てたほうが建設的ともいえます。
また、リノベーションで内装をきれいにすることにより、物件そのものの価値を上げることも可能です。たとえば水周りをきれいにするだけでも、入居率や家賃は上がります。
毎月収入を得るか、売却してまとまったお金を得るかという違いはありますが、ともかく若いうちから不動産を持っておけば、老後にある程度の資金を確保することはできるのです。