仮想通貨の購入②・・・「取引所」で購入するには?

前回は、仮想通貨の購入時における、口座への入金方法と「販売所」での買い方を解説しました。今回は、「取引所」で購入する方法を見ていきましょう。

条件があう売買相手がいれば「取引成立」

前回は、「販売所」での仮想通貨の買い方について説明しました。今回は「取引所」での買い方を中心に説明します。

 

「取引所」は、取引参加者(投資家)同士が自由に仮想通貨の売買をできる市場(いちば)のような場所です。仮想通貨交換業者は、その場所とシステムを提供して、参加者同士の取引を仲介しているだけで、取引自体には参加していません。「ヤフオク」のようなネットオークションをイメージしてもらえば、近いかもしれません。

 

「取引所」での売買価格は、セリ(オークション)方式で決まります。つまり、仮想通貨を買いたい人と売りたい人の双方が、「自分はこの値段でこれだけの仮想通貨を売ります」「自分はこの値段でこれだけの量を買います」と提示して、条件があう売買相手がいれば取引が成立するというわけです。

 

[PR] 無料セミナー@幻冬舎(東京)
3月28日(水)『インターネット法務に精通した弁護士による「仮想通貨」投資の法的リスクと対策』
4月19日(木)『国際税理士だから語れる「投資対象としての仮想通貨」の実態と税務上の問題点』

 

こうして書くと少しややこしそうですが、実際は取引所のシステムが自動的にマッチングを行ってくれますので、投資家は希望の価格と数量を入力すればいいだけです。

 

取引所のWebサイトには必ず、現在提示されている希望売買価格と数量をまとめて表示したリストがあります。このリストを「板」または「プライスボード」などと呼びます。

 

[図表1]取引所の板(プライスボード)

 

上の図表1は、取引所のプライスボードの例です。右側の「Ask 数量(BTC)」「BTC/JPN」「Bid 数量(BTC)」という見出し行のある表が、ビットコインの「板」です(ちなみに、左の表は直近で成立した売買結果の一覧です)。

 

板の中央、「BTC/JPN」列は、ビットコインの価格が表示されています。上半分の緑の文字で価格が書かれている行では、左の「Ask」という列に0.01などの数字があります。これが、その価格で出されている「売り注文」の数量です。また、下半分の赤い字で価格が書かれている行では右の「Bid」の列に、買い注文数が書かれています。

 

たとえば、一番上の行では、「ASK」(売り数量)に「0.012」「BTC/JPN」(価格)に「1,155,255」と表示されています。これは「115万5,255円で売りたいという提示が、0.012ビットコイン分ある」という意味です。

 

見方の注意点は、この「0.012」というのは、すべての人の注文の合計数であり、1人の注文とは限らないことです。また、1,155,255円などの価格は、あくまで希望の提示価格であり、まだ実現していませんので、その意味で「気配値」と呼ばれることもあります。

 

板に表示されている気配値の中でも、「一番低い売却希望価格」(画像の例では115万4,878円の売値)と「一番高い購入希望価格」(同115万4,162円の買値)が、その時点で売買が成立する可能性が一番高い価格のペアです。これが、この時点での当取引所でのビットコインの「相場」だと考えてよいでしょう。

 

ポイントは、これらの気配値はすべて、投資家が自分で決めたもので、販売所のように店が決めているものではない、ということです。

 

したがって、取引所でビットコインを売買するということは、自分で希望価格と数量を提示してセリに参加するということです。

 

やり方は簡単で、板の下にある入力枠「数量(BTC)」に希望数量を、「価格(BTC/JPY)」に希望価格を入力し、「コインを買う」をクリックするだけです。

 

すると、自分の注文が瞬時に「板」に反映されます(板は物理的に表示行数が決まっていますので、その価格の範囲内に収まらない価格の場合は表示されませんが、注文は受け付けられています)。あとは、その価格で売ってくれる相手がいれば売買成立で、ビットコインが自分のものになります。

取引成立後の取り消しは不可能! 発注ミスに要注意

では発注方法について、もう少し詳しく説明しておきましょう。

 

価格の入力は、キーボードから数字を入力してもいいのですが、板は常に変化していますので「相場」に近い金額を素早く入力するのは大変です。そこで、板の気配値をクリックすればその価格が入力できるようになっていたり、マウス操作でその数字を変えたりできるようなっています。数量については、0.001BTC単位で入力でき、こちらもマウス操作で変更できます。

 

[PR] 無料セミナー@幻冬舎(東京)
3月28日(水)『インターネット法務に精通した弁護士による「仮想通貨」投資の法的リスクと対策』
4月19日(木)『国際税理士だから語れる「投資対象としての仮想通貨」の実態と税務上の問題点』

 

[図表2]仮想通貨の発注画面

 

入力枠に希望の数量と価格を入力したら、「コインを買う」ボタンをクリックします。この時「日本参考総額」として概算の購入金額見積もりが表示されます。また手数料も表示されます。ここで、最終的に確認して間違いがなければ、「注文を実行する」をクリックします。

 

発注内容は、画面下部の「注文履歴」で確認できます。注文を出した後でも、取引が成立する前なら取り消すことも可能ですが、取引成立後は絶対に取り消せませんので発注時はくれぐれもよく確認してください。

 

[図表3]仮想通貨の注文履歴

 

たとえば、現在の相場が、124万円より少し高い程度だったとします。124万円で発注するつもりだったのに、見間違えて124万円で注文を出してしまったら、現在板に出されている売り注文より高いため一瞬で売買が成立し、124万円で買わなければならなくなります。

 

取引が成立したら、念のため「お取引レポート」で取引内容を確認しておきましょう。また、ウォレット画面(ホーム画面)では、円も含めで預けている資産の全体状況が確認できます。ウォレットについては、別記事で説明します。

 

[図表4]お取引レポート画面の例

 

投資にはリスクがあります。リスクに十分に考慮をして、投資判断を行ってください。本連載の内容に関して投資した結果につきましては、GGO編集部ならびに幻冬舎グループはいかなる責任も負いかねます。

「資産運用」この記事を読んだ方はこんな記事も読んでいます

「仮想通貨」この記事を読んだ方はこんな記事も読んでいます

連載富裕層のための仮想通貨投資入門~始める編

GGOとは、GENTOSHA GOLD ONLINE(幻冬舎ゴールドオンライン)の略称。『あなたの財産を「守る」「増やす」「残す」ための総合情報サイト』を掲げ、企業オーナー・富裕層を主要読者ターゲットとして運営している。

著者紹介

資産運用セミナーのご案内 参加無料 主催:カメハメハ倶楽部

インターネット法務に精通した弁護士による初心者のための「仮想通貨」投資の法的リスクと対策

~元IT企業経営者でICO支援にも数多く携わる「仮想通貨」専門弁護士が登壇!

講師 中野 秀俊氏
日時 2018年06月26日(火)
内容

・法整備&IT技術の両面から「仮想通貨」投資の現状と課題を整理

・法整備&IT技術の両面からチェック!数ある仮想通貨を見極めるポイントとは?

・ICOの法律的な位置づけとリスク&留意点

・2017年の資金決済法改正で仮想通貨取引は何がどう規制されたのか?

・仮想通貨取引所の流出問題から考える今後の規制などの見通し

・中野弁護士が注目する仮想通貨とは?

会場 幻冬舎本社ビル内 セミナー会場

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

登録していただいた方の中から
毎日抽選で1名様に人気書籍をプレゼント!
会員向けセミナーの一覧