前回は、観光都市特有の建築規制が高める「京都不動産」の優位性を取り上げました。今回は、収益面や物件の希少性から京都不動産の魅力を見ていきます。

京都市が「マンションの資産価値」を守っている!?

厳しい景観条例に守られた京都は、これからもその魅力を恒久的に保ち、求心力を失わないでしょう。

 

しかし、物件の供給は依然として限られると予測されるため、マンションの資産価値は落ちず、希少性が増すと考えられます。京都不動産のオーナーには「自分のマンションは京都市に資産価値を守られていて安心だ」と考えている方が多くいるのも、こうした理由からです。

 

京都市は「50年後、100年後の京都の将来を見据えた土地景観作りを行う」と宣言しています。この規制の中で新築マンションを供給する側としては、建てて終わりではなく、同様に50年、100年先を見据えたマンション開発を考えるようになります。

 

不動産投資は購入してから売却するまで、どれだけ高水準の家賃収入を長期にわたって維持できるかが成否を分けます。京都の不動産は厳しい規制をくぐり抜けた上で建てられた物件なので、ある意味、行政と開発者側から事前にそのチェックを受けていると言っても過言ではありません。

物件の絶対数が少なく、他都市より希少性が高い

ここまで、京都の少々特殊な地域性と建築制限について紹介してきました。学生や単身者世帯が多く賃貸物件需要の大きい京都で、なぜ、こんなにも新規物件の供給が少ないのかが理解できたのではないでしょうか。

 

しかし、「空室リスク」「賃料下落リスク」が極端に少なく、資産価値も保たれやすい、魅力的な投資先である一方、投資家の皆さんにとって、一つだけデメリットがあります。それは、物件の絶対数が少ないことで他都市よりも希少性が高いこと、つまり、いい物件を手に入れにくいという点です。

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    八尾 浩之

    幻冬舎メディアコンサルティング

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