狭い前面道路、少ない容積率・・・悩ましい京都の建築事情

前回は、京都市独自の「建築規制」を取り上げました。今回は、狭い前面道路や少ない容積率で建築が難しい、京都の建築事情について見ていきます。

昔のままの京都の街路は「道幅」が狭い

京都市は平安京がベースになっており、現在の市街や碁盤の目状に整った街路も、当時と大きくは変わっていません。

 

ただ、街路が昔のまま残っているということは、道幅が狭いということでもあります。「道路幅」は今の建築基準においては容積率に密接に関係しているため注意が必要です。

前面道路の道幅が「建築できる容積率」を左右する

現行(2016年11月現在)の建築基準法では、前面道路(敷地に接する道路)の幅員が1未満の場合には、都市計画で定められた容積率と前面道路の幅員に対する容積率の算式で算出された数値の小さいほうが適用されます。その算式は用途地域により異なりますが、近隣商業地域や商業地域では、前面道路の幅員×0.6×100となっています。

 

商業地域で都市計画による容積率が700%と定められている場所でも、前面道路の幅員がの場合だと×0.6×100=360となりますので、容積率が360%の建物しか建てられません。

 

京都市は軒並みこんなところばかりなので、狭い前面道路によって削られた容積率の中で、いかに効率的にマンションを建てていくか、京都のマンション開発業者としては非常に頭を使うところです。

 

[図表]土地の容積率の計算方法

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連載高い資産価値を維持する「京都不動産」の魅力

日本ホールディングス株式会社 代表取締役

1992年に日経ビルディング(現日本ホールディングス)の設立に参加。2011年、代表取締役に就任。顧客最重要の姿勢を徹底し、京都で唯一の投資用マンションディベロッパー会社を牽引。全国各地での新聞社等主催不動産投資セミナー、フェアにて多数の講演実績を持ち、京都の魅力を説く。

著者紹介

誰も知らない京都不動産投資の魅力

誰も知らない京都不動産投資の魅力

八尾 浩之

幻冬舎メディアコンサルティング

近年、不動産投資人気が過熱しており、将来の年金不安や資産運用など財テクの必要性から不動産投資を始める人が増えてきています。しかし、ブームが起こると競争が激化し、都市部では価格の高騰や建築コストの増加でマンション…

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