参加者を的確にゴールに導く「研修資料」の作り方①

前回は、「ブレンディッドラーニング」という学習方法の概要を説明しました。今回は、参加者を的確にゴールに導く「研修資料」の作り方を見ていきます。

トレーナー、IDer、SME等が作成する研修資料

ここまではミクロデザインの設計方法についてお伝えしてきました。ここからは、研修資料の作成方法についてお話ししていきます。IDerが設計したミクロデザイン(研修計画書)に基づいて研修資料を作成していきます。

 

研修資料は、トレーナーが作成する場合もあれば、IDer自身が作成する場合もあります。専門知識を持つSMEが存在する会社の場合はSMEが作成するということもあります。

研修資料は、俯瞰的に全体像を把握しながら作成

まず、研修資料の作成者にお伝えしておきたいのが、「その作成にのめり込みすぎないようにする」ということです。作成中は、「虫の目」のように近づいてさまざまな角度から見ながらも、「鳥の目」のように俯瞰的に全体像を見ることも忘れてはなりません。

 

特に進行用のスライドについて、丁寧に時間をかけて作ることで満足されている方が多く見受けられます。美しい資料を作ることは悪いことではありませんが、それよりも「どう伝えれば、参加者が早くパフォーマンスゴールに到達するか」という視点で作成してみることが重要です。

 

トレーナーがIDのことを学べば、ミクロデザインをした上で自分でトレーニングを実施していくことができます。SMEとID的な視点とファシリテーション力が揃えば、最強のトレーナーとなることができます。

 

この話は次回に続きます。

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サンライトヒューマンTDMC株式会社 代表取締役

熊本大学大学院 教授システム学専攻 非常勤講師。薬剤師、修士(教授システム学)。 HPIやIDを軸とした企業内教育のコンサルティングやファシリテーション、インストラクショナルデザイナーやインストラクターを育成する資格講座の運営を行っている。 IDの実践方法を提供してきた会社は60社以上、3000名を超える。

著者紹介

魔法の人材教育

魔法の人材教育

森田 晃子

幻冬舎メディアコンサルティング

社員が思うように育たない――そう嘆く人材教育担当者の声をしばしば耳にします。たとえば、多くの企業では階層別研修などの「企業内研修」を実施していますが、これらの研修は厳密な効果測定が難しいうえに、受講者からは「知…

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