参加者を的確にゴールに導く「研修資料」の作り方②

前回に引き続き、参加者を的確にゴールに導く「研修資料」の作り方を見ていきましょう。今回は「進行スライド」の作り方を中心に説明します。

教育の全体像などを盛り込む「進行スライド」

前回の続きです。

 

では、具体的に研修ツール作成の話に移りましょう。

 

私が、研修を担う場合は、進行スライド・ワークシート(スキルの場合)・テスト(知識の場合)・アンケートの4点は、パッケージとしてご用意しています。それぞれについてご紹介していきます。

 

●研修資料の開発①(進行スライド)

進行スライドは、その名のとおり、当日の集合研修の進行時に、投影して利用するものです。PowerPointで作成しています。

 

教育の全体像(アジェンダ)、この集合研修の目的、ワークをするためのインプット講義、グループワークのテーマや進め方、課題の提出方法など、すべてを進行スライドに盛り込みます。

進行スライドで「研修の意図」を確実に伝える

研修の全体像と、その中での集合研修の位置づけや意図の理解は非常に重要です。進行スライドに盛り込み、参加者がきちんと理解できるように必ず丁寧に伝えるようにしてください。

 

進行スライドを作っていく中で、ミクロデザインの矛盾に気がつくことがあります。途中で「この流れはおかしい」という違和感や「このグループワークの時間は短すぎる」といった問題点がより具体的にイメージできるようになるからです。最初の設計に不備があった場合には、戻りながらミクロデザインと進行スライドの精度を徐々に上げていきましょう。

 

[図表]進行スライドのサンプル

* 弊社の「ビジネスID 講座」のイントロダクションで用いているスライドの一部です。
* 弊社の「ビジネスID 講座」のイントロダクションで用いているスライドの一部です。

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サンライトヒューマンTDMC株式会社 代表取締役

熊本大学大学院 教授システム学専攻 非常勤講師。薬剤師、修士(教授システム学)。 HPIやIDを軸とした企業内教育のコンサルティングやファシリテーション、インストラクショナルデザイナーやインストラクターを育成する資格講座の運営を行っている。 IDの実践方法を提供してきた会社は60社以上、3000名を超える。

著者紹介

魔法の人材教育

魔法の人材教育

森田 晃子

幻冬舎メディアコンサルティング

社員が思うように育たない――そう嘆く人材教育担当者の声をしばしば耳にします。たとえば、多くの企業では階層別研修などの「企業内研修」を実施していますが、これらの研修は厳密な効果測定が難しいうえに、受講者からは「知…

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