連載

国民の4割が年収300万円以下…貧困から抜け出せない、“普通の日本人”の叫び【ルポ】

※本連載は、増田 明利氏による著書『お金がありません 17人のリアル貧困生活』(彩図社)より一部を抜粋・再編集したものです。

著者

  • 増田 明利

    ルポライター
    1961年生まれ。1980年都立中野工業高校卒。ルポライターとして取材活動を続けながら、現在は不動産管理会社に勤務。

    2003年よりホームレス支援者、NPO関係者との交流を持ち、長引く不況の現実や深刻な格差社会の現状を知り、声なき彼らの代弁者たらんと取材活動を行う。

    著書に『今日、ホームレスになった』『今日から日雇い労働者になった』『今日、会社が倒産した』『貧困のハローワーク』『今日、借金を背負った』(いずれも彩図社)、『不況!! 東京路上サバイバル─ホームレス、28人の履歴書』(恒友出版)、『仕事がない!―求職中36人の叫び』(平凡社)、『ホープレス労働-働く人のホンネ』(労働開発研究会)などがある。

関連書籍

  • お金がありません 17人のリアル貧困生活
    著者
    増田 明利
    出版社名
    彩図社
    発行年月
    2023年6月
    「生活がやや苦しい、大変苦しい」と答えた世帯は54.4%(19年国民生活基礎調査)。金融資産なしの世帯は22%(21年金融広報中央委員会)。年収300万円以下の人は1978万人で全体の37.7%(20年民間給与実態統計調査)……。もはや日本は、豊かな国ではなくなった。 深刻な格差社会の現状を切り取ってきた著者が、ワーキングプアや貧困層といわれる17人の生の声を集めた。貧困の入り口は、そこかしこにある。

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