「追納」が正解とは限らない…老齢基礎年金を増やす別の選択肢

年金事務所の担当者から、説明を受けたアキヨシさん。払う90万円以上の保険料に比べて、増える年金額が年間5万円弱と思っているより少ない現実を知り、今回は追納しない決断を下しました。

「90万円も払って5万円しか増えないなんて……」とつぶやきながら、アキヨシさんはとぼとぼ年金事務所を後にしたのでした。

そして、第1号被保険者の付加保険料の納付による付加年金の増額、事業の法人化で厚生年金加入者(国民年金第2号被保険者)となることによる基礎年金と厚生年金2階建てでの増額など、他の方法での年金の増やし方を検討することになりました。

なお、アキヨシさんの場合と異なり、学生納付特例や50歳未満の納付猶予を受けた場合、当該期間は国庫負担がないため、これらの期間についての老齢基礎年金は0円と計算され、当該期間の保険料は追納すると1ヵ月追納につき老齢基礎年金が年額1,765円増える計算になります。

免除や猶予を受けた期間の保険料について追納を考えている場合は、納付する保険料の額だけでなく、どれくらい老齢基礎年金が増えるかを確認しておきましょう。

五十嵐 義典
特定社会保険労務士/CFP®
株式会社よこはまライフプランニング 代表取締役

【注目のセミナー情報】
【資産形成】11月5日(木)

富裕層のための「資産防衛と運用」
相続を見据えた「資産の守り方・育て方」のコツ

【資産運用】11月14日(土)
米国株で「10倍株(テンバガー)」を狙うには?
最新AIを活用した「銘柄発掘・分析」のノウハウ

【資産戦略】11月25日(水)
約30年ぶりの大金利変動の今しかつかめない?
新たな「お宝保険」の全貌