今の収入だけで不安になるのではなく、「家計の未来予想図」を作る

大切なのは、「収入が高いか、低いか」ではなく、「自分たちが望む生活を、自分たちの収入で実現できるのか」ということです。足りないならばどうやって収入を増やすのか、自分から何の支出を抑えることができるのかなど、家計が黒字でいられるように自律的にコントロールしようとする意思がある人であれば、収入が平均値よりも少なくとも幸せな家庭を築くことは可能です。

そのため、「もしも」でいいので、子どもは何人欲しいのか、教育費はいくらかかるのか、その費用は二人の収入で賄えるのかなど、自分たちが望む未来をどう実現するのかをしっかり話し合ってみることが大事です。

価値観はお互いに違って当然です。重要なのは、価値観が違ったときにお互いを尊重しながら話し合えるかどうか。それはお金の使い方についても同じです。

だからこそ、結婚を考えている今の段階で、「ライフプランニング」と呼ばれる、二人の「家計の未来予想図」を作ってみることも一つの判断材料として大事なことです。

「自分たちは何にお金を使いたいのか」が可視化され、将来の家計をシミュレーションしてみた結果、問題があればどう対策していくのかを話し合う。それができる相手ならば、今の収入が低かろうがしっかり問題に向き合って対策を考えることができるでしょう。

反対に、こういった対策を一緒に考えることができず、意見のすり合わせができずに感情的になるようですと、共同経営者として人生をともにすることは難しいものです。

結婚を前にお金の不安を感じたなら、相手の年収だけを眺めて悩むのではなく、一度二人で「どんな人生を送りたいのか」を話してみましょう。

そして、その生活を実現するためにはいくら必要なのかを数字にしてみる。

そうやって未来を一緒に考え、家計をシミュレーションしてみることで、「年収300万円未満」という一つの数字だけでは見えなかった、二人の本当の未来が少しずつ見えてくるのではないでしょうか。

小川 洋平
FP相談ねっと

【注目のセミナー情報】
【資産防衛】10月14日(水)オンライン開催

約30年ぶりの世界的金利変動が生み出した
新たな「お宝保険」の全貌

【国内不動産】10月17日(土)
実質利回り15%前後を狙う「トランクルーム投資」とは?
住宅価格・家賃高騰で高まる「収納ニーズ」