深夜のコンビニでバレた嘘…“世間体”を捨てたエリート親子の決断

ある日の夜。ケントさんが近所のコンビニから帰宅するところを、近隣住民に目撃されました。

「あら、ケント君? こっちに戻ってきてたの?」

これまで「息子は東京で働いている」と話してきたミツヒコさん夫婦にとって、隠し続けてきたことが知られてしまった瞬間でした。しかし、意外にもミツヒコさんは、どこか肩の荷が下りたような気持ちになったといいます。

「もう隠すのはやめよう。人からどう思われるかより、ケントのこれからを考えないといけない」

夫婦はようやく世間体よりも家族のいまとこれからを優先し、専門の相談窓口を頼ることを決めました。

8050問題は、家族だけで抱え込むほど問題が長期化します。経済的に余裕があった家庭でも、子どもの生活を何年、何十年と支え続ければ、老後資金に影響する可能性があります。

大切なのは、家族だけで問題を抱え込まないことです。周囲の目を気にして相談をためらっている間にも親は高齢になり、経済的な負担も大きくなっていきます。早めに行政や専門機関へ相談し、必要な支援を受けることが親子の生活を守ることにつながります。

辻本 剛士
神戸・辻本FP合同会社
代表/CFP

【注目のセミナー情報】
【実物資産】10月24日(土)

「日本刀投資」は他の実物資産と何が違う?
希少性・鑑定・保存状態…「価値」を見極め方を解説

【資産形成】11月5日(木)
富裕層のための「資産防衛と運用」
無駄な保険の見直しと、手元資金を守る投資のコツ