親への依存が招く最悪の事態

親が「子どものためだから」と無理を重ねて判断能力や体力を失えば、最終的には早期に介護が必要な状態となり、子ども世代へ介護負担としてブーメランのように跳ね返るという「共倒れ」の構図を生み出しかねません。

親しき中にも礼儀あり…家族の「適切な境界線」とは

育児支援を巡るトラブルを防ぐためには、親世代が元気なうちから、子ども夫婦に対して明確な「一線」を引くことが重要です。

たとえば、何曜日なら手伝えるのか、どのような作業であれば対応可能なのかなど、できることをあらかじめ具体的に提示する。それを超える部分については「できない」と断ったうえで、民間シッターや自治体のファミリー・サポート・センター事業など、外部インフラを活用させましょう。

善意ではじめたサポートも、自己犠牲が限界を超えれば家族の絆そのものが崩壊します。たとえ愛するわが子からのお願いであっても、ときには毅然と断る……その勇気を持つことが、良好な親子関係を保つためには必要なのかもしれません。

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