都心の暮らしは便利な一方で、少し窮屈さを感じる場面も少なくありません。定年後の“終の棲家”や現役世代の新たな働き先として、「地方移住」を検討する人も少なくありません。そこで今回、株式会社カヤックが提供するプラットフォーム「スマウト」で発表されたランキング結果をもとに、「人気移住先ランキング2025【市区町村版】」TOP3を発表します。
地方移住は「東京から完全に離れるか」「東京へのアクセスの良さも考慮するか」が問題だ…都会の喧騒に疲れたあなたへ、9万人が選んだ〈人気移住先ランキング〉TOP3【市町村版】
第2位は、「天下第一の桜」のもとで育む“持続可能”な暮らし
第2位:伊那市(長野県)
第2位にランクインしたのは、長野県「伊那市」でした。中央アルプスと南アルプスに抱かれた伊那谷の中心に位置し、雄大な自然と歴史文化、そして独自の食文化が調和した街です。なかでも高遠城址公園の「天下第一の桜」は全国的に知られ、春には約1,500本のコヒガンザクラが咲き誇ります。
同市は信州そば発祥の地として知られるほか、「ローメン」やソースカツ丼などのご当地グルメも人気です。江戸時代の面影を残す高遠の城下町や文化施設が点在し、地域の歴史と文化に触れられる環境が整っています。また、2021年には国から「SDGs未来都市」に選定され、2025年までSDGs未来都市計画を進めてきました。
移住支援も充実しており、子育て世帯の市営住宅家賃を軽減する「子育て住まいる」や、UIJターン就業・創業者向けの移住支援補助金などを実施しています。
「スマウト」で公開されたプログラムのなかでは、棚田での自然栽培や農業公園などで働きながら、2〜4週間の滞在で仕事と暮らしの両方を体験できる「ふるさとワーキングホリデー」が注目を集めました(現在は募集終了)。
第1位:加賀市(石川県)
第1位に輝いたのは、石川県「加賀市」でした。同市は、日本海と白山連峰に抱かれた雄大な景観のもと、「加賀温泉郷」に代表される温泉文化や、九谷焼・山中漆器といった伝統工芸、カニやフルーツに象徴される食文化など、多彩な魅力を備えた街です。
最長3泊4日まで利用できるお試し住宅や、移住コーディネーターによる相談、テレワーク体験など、自治体による移住サポートも充実しています。
「スマウト」で公開されたプログラムのなかでは、温泉地の空き店舗を活用した「図書館」で店番をしながら観光アイデアを考えるフィールドワークや、無料のお試し住宅に滞在しつつ空き家活用を構想する企画が特に注目を集めました(いずれも現在は募集終了)。
人気の背景にある「豊かな文化×ユニークなプロジェクト」
「人気移住先ランキング2025【市区町村版】」TOP3は、石川県加賀市を筆頭に、長野県伊那市、長崎県新上五島町となりました。
いずれの地域も、豊かな自然と独自の文化が特徴的。移住支援も充実しており、移住後の暮らしを支える制度や環境が整っています。また、こうした街そのものの魅力とともに、「やってみたい!」と感じるユニークなプロジェクトが、地方移住への興味をより高めているようです。
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